全日本モトクロス選手権 第2戦関東大会

掲載日:2014年05月02日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJレーシングリザルト

IA-1の決勝ヒート1。好スタートを決めたスズキファクトリーの小島 庸平選手(#44)とヤマハファクトリーの田中 教世選手(#11)は、いずれも直後にクラッシュしてリタイアに……。

IA両クラスで実力派のベテランが活躍!
IA-1は成田亮、IA-2は勝谷武史が両ヒート制覇!

全日本モトクロス選手権の今季第2戦関東大会が、4月19日(土)~20日(日)に埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催されました。各クラスの予選が行われた土曜日、決勝が行われた日曜日とも、路面はドライコンディション。土曜日は多めにホコリが舞いましたが、日曜日は散水作業が徹底され、逆に午前や午後の最初は泥が多くスリッピーな路面となったものの、快適に観戦することができました。

全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストマシンと250ccの2ストマシンが走るIA-1では、30分+1周で競われる午前・午後ふたつの決勝ヒートで、いずれもホンダファクトリーチームに在籍する昨年度王者の成田 亮選手(#1)が勝利。開幕4ヒート連続優勝を達成しました。同じく国際A級ライダーが参加する、排気量250ccの4ストマシンで競われるIA-2では、3年ぶりに全日本復帰を果たした大ベテランの勝谷 武史選手(#888)が制し、開幕戦ヒート2から3連勝となりました。

また、男子顔負けの熱いレースが繰り広げられることで知られているレディースクラスでは、昨年度ランキングトップ2となる竹内 優菜選手(#2)と邵 洋子選手(#1)がデッドヒート。竹内選手が勝利しました。

【リンク】
「MFJ全日本モトクロスオフィシャルファンサイト」
http://jmx.jp/

国際A級プロフィールサイト「モトクロ男子」
http://mx-danshi.com/

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01練習では不調も、決勝ではさすがの走り。IA-1両ヒートを制覇した、ホンダファクトリーチームの成田 亮選手。今季は、前人未到となる通算10度目のシリーズタイトル獲得に挑みます。

02IA-1決勝ヒート1では、ホンダ系チームの星野 優位選手(#777)、カワサキファクトリーの新井 宏彰選手(#331)、ホンダファクトリーの小方 誠選手(#2)が、接近戦の2番手争いを展開!

03IA-1決勝ヒート1で、僅差の2番手争いから抜け出して2位入賞を果たした小方 誠選手。ヒート2では、4番目にゴールしたものの、コースショートカットのペナルティにより11位に。

04IA-1決勝ヒート1の表彰台。写真中央が優勝した成田 亮選手(#1)、同左が2位入賞の小方 誠選手(#2)で、ホンダが1-2フィニッシュを達成。写真右が3位の新井 宏彰選手(#331)。

05IA-1決勝ヒート1では3位、ヒート2では最後までトップを走る成田 亮選手(#1)を約3秒差で追い、2位入賞を果たした新井 宏彰選手。開幕戦では転倒もあって低迷も、ここで復活!

06IA-1決勝ヒート2では、星野 優位選手(#777)と小方 誠選手(#2)による激しい3番手争いが、ラストまで続きました。最後は、星野選手が小方選手を抑えてゴール。今季初表彰台に!

07ホンダ系チームから参戦する深谷 広一選手は、IA-1決勝ヒート1は6番手走行中にクラッシュしてリタイアしたものの、ヒート2では序盤にトップ争いに加わり、4位に入賞しました。

08IA-1決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、開幕4ヒート連続優勝を達成した成田 亮選手(#1)、同左が2位入賞で連続表彰台となった新井 宏彰選手(#331)、同右が地元出身の星野 優位選手(#777)。

09IA-2決勝ヒート1のスタートシーン。好スタートを決めたのは、カワサキファクトリーチームから参戦する大ベテランの井上 眞一選手(#39)。オープニングラップをトップでクリアしました。

10レース序盤にトップへ浮上すると、一気にペースを上げてIA-2決勝ヒート1で勝利。さらにヒート2でも、中盤に富田 俊樹選手(#1)とのバトルを制し、その後は独走して優勝した勝谷 武史選手。

11IA-2決勝両ヒートで2位に入賞した、ホンダファクトリーチームの富田 俊樹選手。このクラスのディフェンディングチャンピオンも、「勝谷選手が速すぎて歯が立たなかった」とのこと。

12IA-2決勝ヒート1で3位入賞を果たした井上 眞一選手。カワサキファクトリーチームから参戦するライダーですが、勝利をめざすというよりは、市販マシン開発を担っているライダーです。

13IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央が優勝した勝谷 武史選手(#888)、同左が2位入賞の富田 俊樹選手(#1)、同右が3位の井上 眞一選手(#39)。今季、このクラスはダンロップが優勢です。

14IA-2決勝ヒート2では、昨年のスズキファクトリーチームライダーだった岡野 聖選手(#42)と、岡野選手に代わりそのポジションを得た竹中 純矢選手(#32)が、激しい3番手争い!

15IA-2決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、開幕戦ヒート2から3連勝を達成した勝谷 武史選手(#888)、同左が再び2位の富田 俊樹選手(#1)、同右が昨年第7戦以来の表彰台となる岡野 聖選手(#42)。

16レディースクラスでは、レース序盤から最終ラップまで、竹内 優菜選手(#2)と邵 洋子選手(#1)が、何度となくポジションを入れ替えるトップ争い。最後は、邵選手が転倒して決着。

17レディースクラスの表彰台。写真中央が今季初優勝を挙げた竹内 優菜選手(#2)、同左が2位に入賞した安原 さや選手(#3)、同右が全日本初表彰台登壇を果たした地元チームの高橋 絵莉子選手(#9)。

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