掲載日:2014年04月17日 フォトTOPICS
取材・写真・文/田宮 徹 取材協力/MFJ、レーシングリザルト
IA-1決勝ヒート1は、昨年度の王者で、今季は10度目のシリーズタイトル獲得を狙う、ホンダファクトリーチームの成田 亮選手(#1)が好スタート。1周目をトップでクリア!
全9大会で行われる2014年の全日本モトクロス選手権が開幕。第1戦九州大会が、4月5日(土)~6日(日)に熊本県のHSR九州で開催されました。各クラスの予選が行われた土曜日の午後から強めの雨が降り、決勝が行われた日曜日朝のコースはマディコンディション。しかし、本来は阿蘇の火山灰を特徴とするコースには、完全リニューアルに伴い大量の砂が持ち込まれ、これにより水はけもよくなったことから、午後にはドライコンディションへと改善されました。
全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストマシンが走るIA-1では、30分+1周で競われる午前・午後ふたつの決勝ヒートを、いずれもホンダファクトリーチームに在籍する昨年度王者の成田 亮選手(#1)が勝利。同じく国際A級ライセンス保持ライダーが参加する、排気量250ccの4ストマシンで競われるIA-2では、ヒート1をホンダに乗る若手の小川 孝平選手(#35)、ヒート2をカワサキ系チームから3年ぶりに全日本復帰を果たした大ベテランの勝谷 武史選手(#888)が制しました。
また、男子顔負けの熱いレースが繰り広げられることで知られているレディースクラスでは、昨年度のチャンピオンに輝いた邵 洋子選手(#1)が勝利しました。
【リンク】
「MFJ全日本モトクロスオフィシャルファンサイト」
http://jmx.jp/
国際A級プロフィールサイト「モトクロ男子」
01IA-1決勝ヒート1の成田 亮選手は、レース序盤にヤマハを駆る平田 優選手(#3)の先行を許しましたが、中盤に再逆転すると、そのまま最後まで首位の座を守ってゴールしました。
02IA-1の平田 優選手は、決勝ヒート1でトップの成田 亮選手(#1)と約2秒差で最終ラップに突入し、再逆転ならずも2位でゴール。しかしヒート2は、序盤に転倒して負傷リタイアに……。
03IA-1クラスで、両ヒートで3位表彰台に登壇した、ヤマハファクトリーチームの田中 教世選手。昨年はケガに泣いて低迷しましたが、今季は開幕から好調さをアピールしています。
04カワサキファクトリーチームからIA-1クラスに参戦する新井 宏彰選手は、決勝ヒート1でレース終盤まで4番手を走っていましたが、クラッシュにより10位でゴールしました。
05IA-1決勝ヒート1の表彰台。写真中央が開幕優勝を決めた成田 亮選手(#1)、同左が最後まで成田選手を追って2位入賞の平田 優選手(#3)、同右が3位の田中教 世選手(#11)。
06IA-1決勝ヒート2では、ホンダファクトリーチームに在籍する成田 亮選手(#1)と小方 誠選手(#2)が、後続を大きく引き離しながらトップ争いを展開。最終ラップまで勝負がもつれました。
07IA-1決勝ヒート2で、トップの2台とは大きく引き離されながら3番手争いを演じた、スズキの小島 庸平選手(#44)とヤマハの田中 教世選手(#11)。終盤に田中選手が逆転しました。
08IA-1決勝ヒート2の表彰台。写真中央が両ヒート制覇を達成した成田 亮選手(#1)、同左が最終ラップに抜かれた2位の小方 誠選手(#2)、同右が連続3位の田中 教世選手(#11)。
09IA-2決勝ヒート1で、レース序盤には昨年度王者の富田 俊樹選手(#1)、終盤には今年からスズキに乗る竹中 純矢選手(#32)の追撃を振り切り、IA通算2勝目を挙げた小川 孝平選手。
10これまでのカワサキ系チームから、今季はスズキのファクトリーチームに移籍。IA-2決勝ヒート1で2位入賞を果たした竹中 純矢選手。ヒート2は、出遅れて6位入賞にとどまりました。
11IA-2決勝の両ヒートで3位入賞を果たした富田 俊樹選手。昨年度の同クラスシリーズチャンピオンで、今季はこれまで乗ってきたホンダのファクトリーライダーに抜擢されました。
12IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、追いすがるライバルたちを振り切って優勝した小川 孝平選手(#35)、同左が2位となった竹中 純矢選手(#32)、同右が3位の富田 俊樹選手(#1)。
13成田 亮選手のパーソナルトレーナーや、出身であるオーストラリアの選手権参戦を経て、2011年以来となる全日本復帰を果たしたIA-2の勝谷 武史選手。決勝ヒート2で優勝!
141周目15番手から追い上げて5位入賞を果たしたヒート1に続き、ヒート2でも1周目8番手から激しい追い上げを続けて、2位入賞を果たしたIA-2の能塚 智寛選手(#43)。まだ10代の選手です。
15IA-2決勝ヒート2の表彰台。写真中央が優勝した勝谷 武史選手(#888)、同左が2位入賞の能塚 智寛選手(#43)、同右が3位の富田 俊樹選手(#1)。ベテラン、若手、中堅が並びました。
16午後最初のレースとして行われたレディースクラスでは、昨年度の女王となった邵 洋子選手(#1)が好スタート。そのまま後続を振り切って、独走で開幕優勝を達成しました。
17レディースクラスの表彰台。写真中央が優勝した邵 洋子選手(#1)、同左が2位入賞の竹内 優菜選手(#2)、同右が3位の安原 さや選手(#3)。昨年度のランキング順に並びました。
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