2011 JNCC第5戦「スプラッシュ月山」は水の祭典

掲載日:2011年09月06日 フォトTOPICS    

文・写真/Dirt-RIDE編集部  取材協力/JNCC

緑に囲まれた広々としたパドックエリアはのどかな休日のキャンプ場といった雰囲気。

緑と清流の癒し空間も
レースとなれば別の顔を覗かせる

残暑とは言え、まだまだ真夏の日差しが照りつける8月28日、山形県の庄内地方、月山の麓で2011 JNCC第5戦 『スプラッシュ月山』が開催されました。この会場の特徴はなんと言ってもそのコース。月山から流れ出る立谷沢川がコースの中心を流れるレイアウトで、1周の間に何度も川を渡り、浅瀬を走る、スプラッシュの名が示す通り、いたるところで上がる水飛沫が名物のコースです。

冷たく、透明度の高い清流と、緑に囲まれた会場の癒されるような景色とは裏腹に、ライダーにとってはタフなレースになりました。平野部のためアップダウンは少なめのフィールドではありますが、コースは1周12kmと長く、川原独特の不安定な丸石が多い路面や、ラインを確認しにくく滑りやすい川底に水の抵抗も加わる川渡りなど、体力を消耗する要素が満載です。今年は前年より水位が低くなってはいましたが、場所によっては膝上くらいの深さの所もあり、転倒などによる水没で再始動に苦労する姿も多く見られました。

COMPGPの序盤は追う小池田猛選手と逃げる鈴木健二選手のバトルという展開でした。最終ラップで石井正美選手や能塚智寛選手などクラス上位を走っていたライダーがトラブルで大きく順位を落とすなどの波乱もありましたが、レースは安定した速さを見せた小池田選手が4周目以降トップを守りきり、1位フィニッシュ。復帰後3連勝を飾りました。

フォトTOPICS(写真点数/23枚)

01コース中央を流れる立谷沢川の清流と周辺の緑。ホントに気持ちのいい風景です。

02昨年の大会のときより水位は低いようですが、水は冷たくて、すごくきれいでした。

03ライダースブリーフィングの開始です。朝7時30分ごろですがこの時点で結構な日差しです。

04こちらはJバザーのエリア。出展店舗のテントがずらりと並んでいます。

05今大会からアルファスリーさんが2WDで参戦していました。菅生も参戦予定のようですので実際の走りを見たいひとはぜひ。

06スタート地点に整列してスタートを待ちます。今回はコンクリートスタートです。

07今日のゆいちゃん。涼しげですね。

08いよいよFUNGPがスタート。ホールショットはゼッケン04山本選手でしょうか。

09川が主役のコースですが、もちろんコースの大半は土の上。スタート地点の先はこのコース唯一のヒルクライムへ。

10川の浅瀬を水飛沫を上げて走ります。

11ここの川渡りはやや深め。転倒すれば水没は必至です。

12FUNGPのゴール。タフなレースを完走したライダーがフィニッシャーズロードに帰ってきました。

13FUNGPの表彰式。各クラスの入賞者が並びます。

14午後のCOMPGPがスタート。序盤は例によって鈴木健二選手と小池田猛選手のバトルが展開されました。

15トップライダーは速度が高いせいか、スプラッシュも盛大ですね。

16COMPGPの難所のひとつ写真右手の土手から降りてきて写真左手の川の中でUターン、そしてそのままガレへ。

17Uターンする辺りは水深も深く流れも急。スタックすると脱出も一苦労です。

18ゼッケン11の真田選手がここで転倒、完全に水没してしまいました。

19Uターン後のガレ場もできれば水のないところを走りたいですが、ラインがなければヤッパリ水の中へ。

20最終的には小池田選手がダントツの1位フィニッシュ。

21COMPGP表彰式。1位・2位はおなじみの2人。Aクラスの矢野選手が3位に食い込みました。

22小池田選手は第3戦の復帰後3連勝。いやー強いですね。

23クラス3位の渋谷選手は南相馬市のライダー。「本当はこんなことしてる心境では…」とはおっしゃっていましたが、さすがの順位です。

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