掲載日:2012年04月10日 オフロードアイテムレビュー
ツラーテック製ケースのしっかりした強度と高い収納性は、ツーリングの快適性を高めてくれることに定評がある。こうした利便性をビッグオフだけでなく、250トレールにも適応させたいと思ったYSP横浜南の佐々木店長は、試行錯誤を経てオリジナルステーを開発。WR250R、セロー250、トリッカーの3車種用をリリースすることになった。強度と修正しやすさを考慮し、素材は鉄を採用。パウダーコーティング塗装を施すことで仕上がりの美しさと塗装強度も両立しているのだ。
[ レビュー ]
このオリジナルステーは、純正リヤキャリア取り付け位置を使用しているので、車体に加工することなく装着できるのも特徴だ。ツーリング先での修正しやすさを考慮し、敢えて鉄製としているが、10kgの米袋をケース内に収納して林道ツーリングテストを行った結果、強度も十分にあることを確認できたという。今回はケース内に、500mlペットボトル、カッパ、マップ、コッヘル、バーナー、携帯工具と約5kg程度の荷物を収納し、河川敷ダートを走行してみた。ツラーテック製ケースを車体に取り付けるためのステーだけあって、ケースがずれることは一切なく、走行中に不快感を感じることはなかった。体を後ろに引いた際に足とケースが干渉し、ケースの存在感を強く感じたが、ケース装着時は移動区間と割り切れば問題ないだろう。むしろケースを取りはずし時にステーと干渉することがなかったのが、ダート走行を考慮した作り込みだと感心させられた。ツラーテック以外のケース用、他車種用のステーも開発してほしいと思った。
[ アイテム詳細 ]
オリジナルステーは①タンデムステップと②純正リヤキャリア取り付け位置を使用して装着する。メットホルダーはこの位置に移設される。オリジナルステーの精度が高く、ボルトオンで装着できる。
③④オリジナルステー装着図。車体からの張り出しはウインカーと同じレベルに収まっているのが分かる。
⑤⑥ツラーテック製29Lケースを装着した図。張り出しはあるが、確実に固定できるので走行中に不安な感じはない。サイレンサーの張り出しとバランスをとるために、車体左側と左右両側の2タイプがラインナップされる。トリッカー用はサイレンサー形状のため車体左側のみの設定となる。ツラーテック製ケースはバイクから取りはずした時にテーブル代わりになり、地面に置きやすい形状になっているのも特徴。ツーリングだけでなく、通勤時にも使いやすい。
[ ポイント ]
ツラーテックの利便性を250トレールでも堪能できる
[ 製品情報 ]
メーカー/YSP横浜南
製品名/TOURATECH 対応オリジナルステー
価格/3万6750円(WR250R用左側)、5万9325円(WR250R用左右両側)、3万4125円(セロー250・トリッカー用左側)、5万7225円(左右両側セロー250のみ)
カラー/ブラック(パウダーコーティング)
サイズ/全長650mm×高さ250mm(編集部実測値)
素材/スチール
適合車種/WR250R(左側、左右両側)、セロー250(左側、左右両側)、トリッカー(左側のみ)
[ お問い合わせ ]
TEL/045-741-6123
[ 記事提供 ]
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