掲載日:2017年07月16日 オフロードアイテムレビュー
写真/長谷川徹 レビュワー/渡辺学
テストは渡辺学選手に依頼。レースではSG-12、ツーリングではG-ラウンドと、日ごろからガエルネを履いているライダーだ。
「SG-12と比べると、履いた瞬間に軽さを感じます。ソールを薄く感じたのですが、そのおかげで足裏感覚が分かりやすく、ステップ荷重がしやすかったです。足首は上下方向に動かしやすく、慣らし不要でペダル操作しやすかったのも印象的ですね。
だからといってプロテクション性が低いわけではなく、安心感もあります。つま先、カカト、くるぶしに樹脂製パーツが装備され、とくにくるぶし部の内装にはスポンジパッドが装着されていてホールド性が抜群。足とブーツに一体感があるので、柔らかさの中にしっかりした芯を感じるんです。この安心感は今までのガエルネとは違うけれど、履き心地はガエルネ。ということは、ユニピボットシステムの効果なんでしょうね。全日本モトクロス以外のレースからツーリングまで、これ一足で安心して使えますよ。軽くて疲れないから、僕もJNCCで履こうかな」
プロテクション性と操作性を両立したモトクロスブーツとして人気だったガエルネ「ファストバック」。その後継モデルと呼べるモトクロスブーツ「G-REACT」が日本に登場した。日本人に最適化するために3年の開発期間をかけ、ガエルネ初となるユニピボットシステムを搭載。足首の動きのしなやかさと剛性をバランスさせ、コースから林道ツーリングまで、幅広いオフロードライディングに対応しているのが特徴になっているという。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
片側のみヒンジがあるユニピボットシステム。足首の動かしやすさとサポート力をバランスよく両立させるガエルネ初採用のシステム。
ベルトは4カ所。バックルはアルミ製で確実な操作性を発揮する。
ガエルネオリジナルのSXソール。コーナリング中に路面との無用な引っかかりを低減しつつ、歩行時のグリップ力も発揮する。つま先に金属製ガードを装着し、障害物が当たった際のソール剥がれを防止する。
内装はメッシュ素材で不快なムレを低減する。赤い部分にはパッドが装着され、フィット感と履き心地を向上する。下側にあるのはループベルトで、脱ぎ履きをサポートしてくれる。
ノーマル+6cmのエクストラロングストラップタイプA(4本入り1,500円・税抜き)の同時購入が推奨されている。ふくらはぎ部分が若干タイトな作りということだが、渡辺学選手はノーマルストラップのままでニーブレイス併用が可能だった。できればフィッティングしてから購入したい。
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