全日本格式レースからツーリングまで 幅広く使えるスタンダードモデル

掲載日:2017年07月17日 オフロードアイテムレビュー    

写真/長谷川徹  レビュワー/小林直樹

HJC/CS-MXII EDGE

オフロードツーリングではハイエンドモデルFG -MXシリーズを使用している小林直樹師範にテストしてもらった。

「FG-MXシリーズも軽いヘルメットだと思っているけれど、このCS-MXシリーズはさらに軽いね。ダート走行中に頭から振られることがないから、首や肩への負担も少ない。長時間やハードにライディングする時の疲労度を低減してくれるヘルメットだと思うよ。

ただ、今回おれはMサイズでジャストフィットだったけれど、国産メーカーのMサイズと比べると少しタイトな作りになっていると感じた。チークパッドと頭頂部のインナーライナーはフィッティングパーツがオプションで用意されているので、購入前にぜひフィッティングしてほしいね。きちんとフィッティングしていないと、せっかくの軽さも生きてこないからね」

このCS-MXIIエッジは、ブラック/レッドもラインナップ。グラフィック違いのグラフド、単色ブラックのソリッドもあり、これらすべてが公道走行可能となっている。

アールエスタイチが取り扱うHJCヘルメットは、1971年の創業以来、オートバイ用ヘルメット専業メーカーとして展開してきたが、現在はアメリカでNo.1ブランドになるほど成長している。今回レビューするCS-MXIIシリーズは、同社のFG-MXシリーズに次ぐオフロードヘルメットのベーシックモデルとして新登場。1万7,000円という求めやすい価格ながら、ポリカーボネイト製で軽さが際立つ仕上がりとなっているのが特徴だ。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/HJC
  • 価格(税抜き)/1万7,000円
  • サイズ/S(55-56)、M(57-58)、L(59-60)、XL(61-62)
  • 重量/1351g(Mサイズ/編集部実測値)
  • 耐荷重/ポリカーボネイト
  • 素材/SG、JIS、MFJ公認

[ DETAILS ]

後頭部にリブを設けた、最近流行のフォルムを採用。

正面から見るとアイポート(開口部)の広さが分かる。大きめのゴーグル着用に対応した作り。ベンチレーションは口部分に3カ所と頭頂部に1カ所。さらにアイポート上部にも設置されている。排出部は後頭部に2カ所。シャッター機能は装備していない。

バイザー前方に2カ所スリットを設け、走行風による振られを低減している。SG、JIS規格をクリアしているので公道走行可能。MFJ公認なので全日本モトクロス選手権でも使用できる。

速乾性が高く、抗菌・防臭機能を備えたシルバークール内装。内装はすべて取りはずせて、洗濯もOK。厚さの異なるパッドも用意されている。

Mサイズ着用図。チンガードが長く見えるが、実際に着用するとちょうどいい感じ。後頭部のリブのおかげで、ゴーグルベルトを適正な位置にセットしやすい。ベンチレーションは30km/h程度から効果を体感できる。「軽くてフィット感がいいから、このモデルに買い換えようかな」と直樹師範も高評価だ。

ポイント!
  • 軽量でハードなライディングでも快適

[ お問い合わせ ]

電話/072-874-3268

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