掲載日:2017年01月19日 オフロードアイテムレビュー
写真/楠堂亜希、酒井一郎 レビュワー/櫻井伸樹
このバッグ、ぱっと見てわかるように、じつにシンプルな作りだ。完全防水のメイン気室は、がばっと大きく開くので、荷物の出し入れが非常に楽。内部には小さいながらも内ポケットがあるので、小物が整理でき、開閉方式もとても簡単。バッグの口をくるくると3回ほど回してマジックテープで留めるだけ。ファスナーや樹脂バックルを採用していると、経年劣化や加水分解などで破損してしまうことも多々あるが、この方式なら壊れようがない。
この開閉方式は同社の製品に共通するやりかたで、タフなシチュエーションの林道ツーリングでは、こういったシンプルな使い勝手や、耐久性の高さがじつにありがたい。
またこのバッグにはトップケースと呼ばれる小型バッグも装備されている。こちらは非防水性だが、すぐに取り出したい財布やスマホやティッシュなどの収納に便利だ。
背負ってみた感じもナチュラルで、19Lという容量もちょうどいい。林道から普段使いまで、幅広く活躍してくれるマルチなバックパックだ。
林道ツーリングでは、防水性の高いバッグが必須だ。雨を防ぐのはもちろんだが、林道では水溜りによる泥跳ねが多く、荷物が泥だらけになることもよくあるからだ。またそんな泥を洗い流すという意味でも、高い防水性が必要になる。TTPLはターポリン生地を使った完全防水のバッグをメインに展開するメーカーだ。マットな質感や豊富なカラーバリエーション、使い勝手のよさでここ数年躍進中だ。同社からバックパックがリリースされたので使ってみた。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ショルダーベルトと背面パッドはクッション性が高く、人体に密着する部分はメッシュを使っているので通気性も良好だ。着脱可能なチェストストラップも装備。また使われているベルト関係はシートベルトに使われている高強度素材を採用している。
トップケースはベルトとスナップボタンにて着脱が可能だ。防水ではないので、濡らしたくない物は内部へ収納しよう。
製品には同社のロゴ入りキーホルダーが付属。バイクのキーに付けても周囲を傷つけないPVC素材だ。
内ポケットはファスナー付きとなしの2重仕様。
このように開口部ががばっと開くので、荷物の出し入れがとても楽。また、中まで光がまわるので、内部の様子も見やすい。同社のターポリン素材はマットで肌ざわりがよく、カラーバリエーションも豊富だ。
本体の中央部に入ったラインは反射インク性。細いながらも後方へ大きなアピールをしてくれる。
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