掲載日:2015年08月17日 オフロードアイテムレビュー
写真/長谷川 徹 レビュワー/小川浩康
レビュワーは普段アライヘルメットのMサイズを着用しているが、今回はサンプルの都合でLサイズを被った。しかし、頭頂部のフィット性が高く、走行中に不快なズレはなかった。また、市街地走行で2時間ほど被り続けてみたが、締め付けによる痛みも生じなかった。日本人の頬や頭の平均的なバランスに合わせたサイズ設定になっているということで、確かに良好なフィット感は体感できた。ただし、サイズ選びに関しては、試着で確認してほしいのが正直なところだ。
さて、このヘルメットの大きな特徴になっているのがインナーバイザーだが、帽体の左側にあるレバーをスライドさせることで出し入れができる。グローブをはめたままでも操作しやすく、またメガネを着用した状態でもインナーバイザーを下ろすことができた。逆光時にはサングラスのような効果が得られるので、メガネライダーはとくに恩恵を得られるだろう。装着感も軽く、口元にも窮屈さがないので、長時間のライディングでも快適に着用できるだろうと思えた。
ウインズジャパンはジェットタイプからフルフェイスタイプまでの様々なヘルメットや、オートバイ用サウンドシステムなど、ツーリングを楽しむためのアイテムを販売しているブランドだ。今回紹介するエックス・ロードは、クリアシールドの内側にミラーレンズのインナーバイザーを装備しているフルフェイス・オフロードヘルメットのニューモデルだ。フリーライドはその2トーンカラー(マットブラック×オレンジ)のモデル名となっている。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
クリアシールドの内側にあるのがインナーバイザー。チンバーも長めで、口元は余裕のある作りだ。
マウスガードのエアインテークはシャッター機能が付いている。
後頭部にはリブを設けて強度を高めつつ、ゴーグルベルトのガイドにもなっている。エアアウトレットが2ヵ所設置され、時速30km程度でヘルメット内の空気の流れが体感できる。また、クリアシールドは脱着可能で、ゴーグルを併用することでモトクロススタイルになる。さらにアウターバイザーを取りはずせばストリートスタイルとしてオンロード用フルフェイスタイプになる。高さ2.5mから落とした衝撃が300G以下に抑えられるJIS2007と同等の検査基準をクリアした新SG/PSC規格を取得。高い安全性を確保した公道走行対応ヘルメットなのだ。
クリアシールドには空気層を作ることで曇りを防ぐアンチフォグシート「フォグウィン」が標準装備される。
肌触りがよく通気性の高い内装は取り外し可能。
インナーバイザーの出し入れはこのレバーをスライドさせて行なう。操作性もいい。
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