掲載日:2015年08月17日 オフロードアイテムレビュー
写真/長谷川 徹、関野 温 レビュワー/内山裕太郎
アルミプレートとパイプで構成されたシンプルなAXPRacing製ラジエターガードを、内山裕太郎選手のWR250Rに装着。ガードの必要性と装着した感想を聞いてみた。
「ラジエターを破損するとエンジンを冷却できず、その後の走行ができなくなってしまいます。しかも、転倒で比較的破損しやすいパーツでもあります。林道やダートを走るのなら、ラジエターガードは必須ですね」
「それとラジエターはゆがみやすいので、ラジエターガードの装着は新車時につけるのがいちばんです。その点、このAXP-Racingのラジエターガードは装着がボルトオンと簡単で、ラジエターの取り外しもいりません。だからすべてのライダーにオススメできます。重量も軽く、装着したことで感じる違和感はありません。ラジエターはパーツの中でも価格が比較的高い部類に入ります。破損したことで生じる交換費用・手間などは予想以上に掛かるものなんです。それを2万円以内のパーツで回避できるのなら、これほど有効な手立てはほかにありませんよ」
モトクロス、エンデューロが盛んなフランスのオフロードパーツメーカー・AXP Racing。過酷な条件下で繰り返しテストを行ない、安全性と耐久性に長けたパーツをリリース。そのため欧州のオフロードユーザーからの支持も厚い。日本国内での販売はダートフリークが代理店を務める。扱う製品はスキッドプレートと今回紹介するラジエターガードのふたつ。車種専用に設計された製品精度は高く、フィッティングも上々だ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
厚さ4mmのアルミプレートと径12mmのパイプで構成されるラジエターガードは、M6の六角穴付きボルトで組み付けられる。
WR250R/Xへの取り付けは、まずシートとシュラウドを取り外す。イン側プレートにパイプを取り付け、ラジエターを固定しているボルトと共締め。その後にルーバーを取り付けたアウト側プレートを固定する。ラジエターの取り外しは不要だ。なお、純正タンクとI MSビッグタンク(3.0Gal)を装着した車両には取り付け可能だが、その他のビッグタンクとの互換性は確認されていない。
ラジエターの左右上下をプレートとパイプでガッチリとガード。
とくに転倒した時にヒットしやすいラジエターの下部に関しては、裏側のラジエターホース部分までプレートが回りこみカバーしている。
ラジエターガードを装着するとラジエターの左右の厚みが多少増す。そのため、シュラウドを取り付ける際には、角度を微調整しながら固定したい。
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