掲載日:2015年07月03日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/櫻井 伸樹
カペラはサイズ的に見ると二人用だが、これをツーリングで一人で使えばかなり快適だ。設営はじつに簡単。メイン骨格となる2本のポールを本体の四隅にあるピンに差し込み、フックをパチパチとはめるだけで本体が立ち上がる。
あとはセンターポールを通し、フライシートを四隅のバックルに接続すれば完成。時間を測ってみると約3分40秒。ペグダウンまで考慮すると約5分。初めてトライしてこの時間なら優秀だろう。その理由としては前後左右が対称なのと作りがシンプルだからにほかならない。じつはこの要素がすごく大事で、前後や左右で形状が違うとそれだけで設営は遅くなるもの。
また天井部に「梁(はり)」の役割をするポールが入っているため天井が広く、前後室が広いのもありがたい。さらには前後のパネルが大きく開くので、夏場は風通しがよく、二人で使う際も前後からアクセスできて便利だ。収納も小さく、重量も編集部実測で2215gと二人用としては軽量な部類。初心者はもちろん、経験者も満足できる一張りと言えるだろう。
コールマンといえばアウトドアメーカーの老舗中の老舗。幅広い販売網と良心的な価格帯で、今や車でキャンプをする家族の装備には、コールマンの製品が必ず入っているほど大人気である。もちろんラインナップにはツーリングで使えるアイテムも数多く、テント、テーブル、チェア、バーナーなど多岐にわたる。今回は久々の新作テントだけに大きく期待をしつつ試し張りを行なった。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
本体とポールは別々に収納でき二人用テントとしてはコンパクトだ。500mlのペットボトルと比べるとわかるだろう。
収納袋がタイト気味だと、雨天時など急いでいるときになかなか入らずにイラつくこともあるが、この袋は大きめの作りなので、無造作に畳んでもすっぽりと入る。
ペグはアルミ製の軽量なもの。Y字断面のためよく地面に食いつく。
このように前後のパネルが大きく開くと夏場は風抜けがよく、また二人で使用する際に両側からアクセスできるので、非常に使い勝手がいい。また両側に前室ができるのも便利だ。
前室にはブーツとヘルメットが置けるぐらいのスペースがあるので、雨天時はこのスペースでなんとか調理が可能だ。
テント内の天井部にはセンターとそれを囲む4ヵ所にループを設置。ここに紐などを通せば、タオルを干したり天井からライトを下げて照明にするなど、なにかと便利だ。
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