掲載日:2015年06月26日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦
フルモデルチェンジしたアトラスネックブレースは、フレームから刷新した意欲作。ラインナップ中で最軽量のアトラスカーボンを試用してみた。
レビュワーは身長163cm、体重73kgでMサイズを着用。フレームが刷新されたとあって、首まわりは従来品よりコンパクト。以前は頭からかぶって装着していたが、フレームがコンパクト化されたことで、新採用された首もとで簡単に左右へ開くことができるEASYオープンシステムを使い着脱するようになった。
左右のフレームを前後で連結した2ピース構造はそのままだが、この新オープンシステムは合わせ部分に剛性感がある。チェストサポートとバックサポートも形状を見直しただけあって、フィット感はさらに向上している。よりフィットさせるストラップも付属するが、それを着けなくても充分なぐほど。
ボディプロテクターのアトラスディフェンダーもともに着用したが、アトラスブレースの装備を念頭に開発されたため、ピッタリフィット。同時購入を強くおすすめしたい。
頸椎を保護するネックブレースは、モトクロライダーやBMXダウンヒルライダーにとって必須の装備。アトラスのネックブレースはAMAスーパークロスのライダー、ライアン・ピロボートをはじめ多くのライダーに支持されている信頼性の高い商品だ。そのネックブレースがフルモデルチェンジを行なった。PPフレームのアトラスエアー/ユース/キッズと、カーボンフレームのこのアトラスカーボンの4種類がラインナップされる。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ネックブレースと組み合わせて使える専用プロテクター、アトラスディフェンダー(2万円税抜き)も合わせてリリース。ネックブレースを装着する際、プロテクターの胸部分の一部が外れるため、それぞれが干渉することなくスッキリと収まる。
アトラスディフェンダーにはネックブレースを固定するゴムバンドも用意されており、激しいライディングでも外れることを防止する。アクションカメラのGOPROをフィティングさせる専用スロットも配置。
左が旧タイプ、右が新タイプ。全体的に小型化しているのが一目瞭然。ネックブレースを支える、チェストサポートとバックサポートの大きさも小型化している。
チェストサポートアームの幅が従来の10㎜から30㎜へと拡大。転倒時に受ける衝撃をより消散してくれる。アーム部は従来の可動式から固定式に変更。
赤いリリースボタンを押し、ブレースを首元から左右にオープンできる新機構・EASYオープンリリースシステム。ロック部にはOリングを用い泥などの浸入を防ぐ。
旧タイプは割りピンを抜き、ナットを緩めて分解する方式だった。
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