軽量化と剛性アップを両立しハンドリングを大幅に改善するクランプキットが登場

掲載日:2014年03月04日 オフロードアイテムレビュー    

東福寺氏は「市街地やツーリングでは大きな不満を感じないですが、ダートで少しペースを上げるとフロントまわりにグニャグニャした動きが出てきて、コーナーでマシンを寝かせられなくなるんです」とノーマルCRF250Lのフロントまわりを評する。そこで、超々ジュラルミン鋼(A7075と呼ばれるアルミ合金)を使用したクランプを開発。軽量化と剛性アップを両立し、ハンドリング改善が誰にでも体感できる仕上がりになっているのが特徴だ。

 

写真/長谷川 徹 レビュワー/東福寺 保雄

 

 

[ レビュー ]

このクランプキットは、ロワクランプ、アッパークランプ、トップブリッジクランプ(ハンドルバークランプ)の3点がセットになったもの(ファットバー用クランプは別売り9,800円)。F1のエンジン部品や人工衛星の金属パーツといった精密加工で定評のある入曽精密で製作したこともあり、精度の高さと仕上がりの美しさは一目瞭然。車両への装着は、ノーマル以上に正確なフィッティングになっているように見えるほどだ。

 

河川敷のダートコースで取材スタッフも試乗したが、フロントまわりが軽くなっているのがハッキリと体感できた。フープスではハンドルが振られず、コーナリングでマシンを寝かせていく時もハンドルは切れ込まなかった。

 

「フロントまわりの剛性が上がったことで、接地感はあるのにハンドリングは軽くなったと思います」と東福寺氏がいうように、軽いハンドリングには不安感が一切なく、フロントサスの動きはシャキっとした。ノーマルサスの性能をフルに引き出してくれるパーツにもなっている。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]アッパークランプとロワクランプの裏側は肉抜き加工が施されている。素材自体に高い強度を持つことの証明でもある。

 

[ 2 ]ノーマルよりも大きくなっているが、手に取ってみるとノーマルの半分以下の重さに感じる。ロワクランプで1kg軽量化となっている。精度の高さと仕上がりの美しさは圧倒的。

 

[ 3 ]CRF250Lに装着した状態。シルバーということもあって、パッと見では気付きにくいが、軽量化とハンドリングのよさは一度乗ればすぐに体感できる。安価なパーツではないが、効果は絶大といえる。

 

[ 4 ]パープル、グリーン、ピンク、イエロー、ブルー、レッドもラインナップ。アルマイトカラー設定のあるカラーであれば、別途料金で写真以外のカラーにすることも可能。要相談。

 

[ 5 ]CRF250L用リヤリンク・クッションアームも発売中(3万9,800円)。リンク比・レバー比はノーマルと同じだが、軽量化と剛性アップを実現している。クランプ3点セットとリンク・クッションアームで、ノーマルから2kg軽くなる。

 

[ ポイント ]

ハンドリング改善に確実な効果。高い質感は特筆もの

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/Baroque Works

販売元/バロックワークス

価格/6万9,800円

製品名/CRF250L用 超軽量クランプ3点キット

素材/超々ジュラルミン鋼

 

 

[ お問い合わせ ]

バロックワークス

TEL/049-242-8403

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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