ゴーグルに続く100%のプロダクト第2弾は操作性にこだわったスリムフィットグローブ

掲載日:2014年01月21日 オフロードアイテムレビュー    

粘着力の弱いゼッケンやスポンサーデカールの剥がれを防ぐ透明の保護フィルムメーカーとして、80年代を席巻した100%。2012年に突如としてゴーグルをリリースし、オフロードバイク界に復帰したのは記憶に新しいところだろう。その100%が今度はモトクロスグローブを発売することになった。薄くて強度のある生地を使用しつつ、プロテクションパーツは一切廃していて、何よりも操作性を重視した作りになっているのが特徴。

 

写真/酒井 一郎/ レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

レビュワーは通常Lサイズを着用しているので、テストでもLサイズをチョイスしたが、このアイトラックグローブは手首のベルクロを装備せず、全体的に伸縮性のある素材を使用することで手とのフィット感を高めている。そうした作りということもあって、Lサイズでもタイトな装着感になっている。ただし、生地の伸縮性のおかげで窮屈さは一切なく、むしろ手の動きとシンクロし、操作性のよさをハッキリと体感できた。

 

また人差し指と中指には100%のロゴをかたどったシリコンが配置されているが、これがレバー操作の滑りを防いでくれる。さらに手のひら側にはベンチレーション穴も開けられているが、テスト当日の気温は10度に届かなかったこともあって、その効果は体感できなかった。

 

薄く仕上げられた生地の強度はかなり高いとのことなので、素手感覚での操作性と素手以上のプロテクション性を両立していると言える。強固なプロテクション機能よりも、繊細な操作性を重視するライダーには、かなりおすすめのグローブだ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]手のひら側の生地はフェルトのような起毛素材だが、セーム革のような滑らかさも合わせ持っている。手前の穴はベンチレーション用。奥に見える黒いラインが滑り止めのシリコンパーツ。

 

[ 2 ]手の甲側は伸縮性のある素材を使用している。手とのフィット感を高めつつ、手の動きに追随する。

 

[ 3 ]クッションパッドといったプロテクションパーツは一切装備していない。シンプルなフォルムは最新モトクロスグローブの主流となりつつある。

 

[ 4 ]指が突っ張ったり、裁断部分が当たって痛いということもなかった。素手感覚でレバー操作できるので、モトクロスはもちろん、よりシビアなマシン操作が要求されるトライアルにも使えるグローブだと思った。このスリムフィットモデルのアイトラックグローブのほかに、ベルクロで手首をホールドするスタンダードモデルのライドフィットグローブも同時ラインナップされる。価格は3,990円。サイズはS、M、L、XLとなる。

 

[ ポイント ]

シンプルなフォルムは操作性へのこだわりの証

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/100%

販売元/ウエストウッド

価格/3,990円

製品名/THE I-TRACKグローブ

重量/20g(Lサイズ片側・編集部実測値)

サイズ/S、M、L、XL

カラー/ネオンイエロー、カルトランス、ファイヤーレッド、ライド、インコグニート

素材/合成皮革

 

 

[ お問い合わせ ]

ウエストウッド

TEL/0297-62-7756

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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