アウターとして着用しやすいデザインの高機能インナーウエアが完成した

掲載日:2013年09月10日 オフロードアイテムレビュー    

肌触りはいいものの、一度濡れてしまうと乾きにくい綿素材に変わって、ポリエステルやポリウレタンといった新素材を採用したインナーウエアが続々と登場している。ポリエステルは発汗によるべた付きを抑え、速乾性にすぐれているので、暑い時期や運動量の多いダート走行には最適な素材だからだ。しかし、そうしたインナーウエアは、いかにも機能然としたデザインが多く、そのままでは街中に溶け込みにくいというデメリットがあった。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

この「クールライドジップ インナージャケット」は、その名のとおり前身ごろにジッパーが装着され、ゆったりとしたスタイリングになっている。胸元に切り返しパターンを採用し、ジッパー付ポケットを装備するなど、そのデザインは薄手のブルゾンといった感じにまとまっている。

 

このままアウターとして、また、ライディングジャケットのインナーとしても着用してみたが、どちらもそつなくこなしてくれた。アウター時はポケットに財布とスマートフォンを入れて走行したが、その重みで生地が少し下に引っ張られる感じはあったものの、スタイリングは大きく崩れなかった。また、紫外線遮蔽率90%以上というUVカット機能も持っているので、日焼け防止になるのもいい。

 

ただし、インナーウエアは肌と密着することで吸水性を発揮し、その面積が広いほど効果も上がって、速乾性による清涼感を与えてくれる。そうした点では、ゆったりした着心地が清涼感を若干スポイルしている。綿素材より快適なのは間違いないが。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]切り替えし部分はメッシュのような素材パターンだが、それ以外はツルツルした肌触りが気持ちいいポリエステル素材。

 

[ 2 ]ポケットにはジッパーを装備。走行中の落し物を防ぐ。生地の切り替えしの赤いステッチはデザイン上のアクセントになっているが、肌と直接触れないので着心地も損なっていない。こうしたバイクライディングを熟知した作りは、アールエスタイチらしさが光るところ。

 

[ 3 ][ 4 ]レビュワーは身長173cm。ホワイトのLサイズを着用したところ。丈はちょうどいい長さで、袖は少し長め。ライディングフォームをとった時に、肌が露出しないようになっている。多機能インナーウエアとしては、ややルーズ目の着心地になっている。ただそれがブルゾンを着たようなスタイリングとなり、街中に溶け込みやすいデザインを実現している。

 

[ 5 ]ブラックもラインナップ。サイズ展開が豊富なのもポイント。1着あると街乗りからツーリングまで便利に使える。

 

[ ポイント ]

インナー・アウターとして幅広いシーンに対応できる

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/RS TAICHI

販売元/アールエスタイチ

製品名/クールライド ジップ インナージャケット

重量/262g(Mサイズ・編集部実測値)

カラー/ブラック、ホワイト

サイズ/S、M、L、XL、XXL、3XL

素材/ポリエステル、ポリウレタン

価格/5,985円

 

 

[ お問い合わせ ]

アールエスタイチ

TEL/072-874-3268

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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