前後方向にそれぞれ約20度回転し操作性とポジションの自由度を高めるステップ

掲載日:2013年04月02日 オフロードアイテムレビュー    

ステップを車体に取り付けるためのステー部分にスプリングを装着することで、車体の前後方向へそれぞれ約20度ずつ回転できる。そんなピボットステップのCRF250L用がアルファスリーから発売された。オーストラリアで開発されたこのピボットステップはオーストラリアホンダワークスであるチームCRFが採用。現地のホンダディーラーで購入できるというお墨付き。また、KTMの純正オプションとなるパワーパーツとしてもラインナップされている。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

このピボットステップは、市販されているワイドステップのなかで最大となる60mm幅を実現。鏡面仕上げのステンレス製ということもあり、手で持つとズシリとした重厚さがある。しかし、実重量は385gで、車体に装着すると重さが気になることはなかった。

 

まずはモトクロスブーツを履いてピボットステップ上でスタンディングしてみた。ステップ踏面がソールに密着するように感じられ、足の動きに合わせてステップが動くのが体感できた。ブーツ自体が硬く、足首もしっかり固定されているので、足首の自由度が上がったようには感じられなかったが、リヤブレーキを踏む動作はスムーズに行えた。

 

次にライディングシューズを履いてみた。もともとブーツ以上に足首を動かしやすかったが、その動かしやすさがさらにスムーズになり、シフトチェンジ・リヤブレーキの動作も楽に行えた。ただし、どちらもシッティングではノーマルステップと操作感は大きく変わらなかった。スタンディングでの足首の動きをサポートしてくれるアイテムだ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]車体前後方向の幅60mm、左右方向は70mm。市販ワイドステップでは最大サイズになっているという。

 

[ 2 ]写真中央に見えるスプリングが、回転するステップを水平に戻してくれる。手で回転させるにはかなりの力が必要となるくらいのバネレートになっている。

 

[ 3 ]CRF250Lに装着したところ。一般的なワイドステップを装着したような状態で違和感はない。逆に鏡面仕上げのフィニッシュが美しく見える。

 

[ 4 ]車体後方へ回転したところ。

 

[ 5 ]ノーマル状態。

 

[ 6 ]車体前方へ回転したところ。④と⑥の角度が約20度となる。ステップ側面に切り欠きがあり、それが回転角度を制限している仕組み。足で回転させる時は、力を入れることを意識しなくても回転させられる。ソールとステップの一体感が増すので、ステップ荷重しやすくなるが、ノーマルステップから乗り味は大きく変わるので、ライダーによっては慣れが必要になるかもしれない。

 

[ ポイント ]

スタンディング時に足首を動かしやすくしてくれる

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ALPHA THREE

販売元/アルファスリー

製品名/CRF250L用ピボットステップ

価格/2万1,000円

重量/385g(片側・編集部実測値)

素材/ステンレス

 

 

[ お問い合わせ ]

アルファスリー

TEL/045-861-3161

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索