純正の2倍に匹敵する6mm厚の硬質ポリエチレンを使用した強固なガード

掲載日:2012年10月16日 オフロードアイテムレビュー    

モータースポーツの盛んなヨーロッパの中でも、とくにモトクロス、エンデューロの人気が高いフランス。そのフランスで、スキッドプレートやラジエターガードといったモーターサイクル用プロテクターパーツを設計販売しているのがAXPレーシングだ。各社のエンデューロマシン・モトクロッサーに適合するパーツの製造もフランス国内で行うことで、高いクオリティを維持しているのも特徴。日本国内では、今夏よりダートフリークが輸入販売することになった。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

テスト車両は2012KTM250EXC-Fを使用。河川敷ダートコースを実走してみた。まずは装着手順だが、純正のスキッドプレートを取りはずし、アンダーフレーム部分に付属の取り付け用ステーをセット。そしてAXP製スキッドプレート裏側に装着されているステーを、フットペグ下側のフレームにはめ込み、取り付けステーにネジ留め。ネジ穴と取り付けステー位置を合わせながら作業することになるが、10分もあれば装着完了できるはずだ。こうした作業の簡単さも車種毎に専用設計されているメリットだ。

AXP製は純正よりカバーする範囲が広く、厚みが2倍になっていることもあり重量も増えている。しかし、重量増はまったく体感せず、走行中のビビリ音もなく不快感はゼロ。EXC-Fは最低地上高が高く、障害物がスキッドプレートに直撃することは多くないが、そうした万一の時に対する安心感も増えた。プロテクション性は確実に向上するので、モトクロッサーでエンデューロ参戦する人にもおすすめしたい。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①スキッドプレート裏側にネジ留めされているのが取り付け用ステー。左端のフック状になっている部分をフレームにはめ込む。

 

②スキッドプレート前方をネジ留めするためのステー。このステーとネジ穴を合わせて装着する。このステーから走行中のビビリ音は発生しなかった。

 

③左がEXC-F純正、右がAXP製。厚みが2倍になっているのが分かる。ちなみに純正は568g、AXP製より269g軽い。AXP製の素材には適度なしなやかさが感じられ、衝撃吸収性の高さも伝わってくる。

 

④EXC-F純正はクイックファスナー式で手早く着脱できる。

 

⑤AXP製はネジ留めとなるので、着脱時間は増える。しかし、ウォーターポンプからステップ下側のフレームまでカバー。スキッドプレート下面もフラットで、障害物に引っかかりにくい。よく考えられた形状になっているのが分かる。ちなみに形状や取り付けネジ穴位置は、その車種に合わせて変更される。

 

[ ポイント ]

簡単に装着でき安心度は大幅に向上。エンデューロの必需品

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/AXP RACING

販売元/ダートフリーク

製品名/EDスキッドプレート

価格/1万4,385円~1万8,960円

重量/837g(2012KTM250EXC-F用・編集部実測値)

カラー/ブラック

適合車種/WR250R、CRF250L(開発中)、国産モトクロッサー、KTM、ガスガス、ハスクバーナ

素材/6mm厚硬質ポリエチレン

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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