簡単操作で安定火力のツーリングに最適なバーナー

掲載日:2012年02月14日 オフロードアイテムレビュー    

ホワイトガソリンとレギュラーガソリンが使えるコンパクトなキャンピングバーナーが新登場!圧力インジケーターを装備するなどで着火までの手順を補助することでより手軽にガソリン式バーナーの安定した火力を味わうことができるようになっている

 

写真/酒井一郎  レビュワー/小川浩康

 

 

ガスカートリッジ式キャンピングバーナーはワンタッチで電子着火できる手軽さがあり、キャンプでの火種としてすっかり主流になっている。対してガソリン式バーナーは燃料に専用のホワイトガソリンが必要であり、さらに燃料に圧力をかけるためのポンピング、燃焼を安定させるために器具をあらかじめ暖めておくプレヒートをしたりと、着火までに手順をかける必要がある。それでもガソリン式バーナーの愛用者が少なからずいるのは、その安定した火力の強さと、手順を踏むことにキャンプならではの味わいがあるからだ。
今回紹介するMUKAストーブSODー371は、プレヒートが不要で、ホワイトガソリンのほかにレギュラーガソリンも使用できるのが特徴。ポンピングは必要になるが、圧力インジケーターで的確な圧力を知ることができるので、ストレスを感じにくくなっているのだ。レギュラーガソリンを使用できるので、バイクの燃料を流用することもでき、収納もコンパクトにできる。バイクでのキャンプツーリングとの相性がいいのも大きな特徴になっている。

 

 

[ レビュー ]

テスト当日は最高気温10度。風は強くなかったものの、かなり寒い一日だった。
MUKAストーブ専用ボトルにレギュラーガソリンを満タンにして、まずはポンピング。取り扱い説明書には70回ポンピングとあったが、実際にはもっと少ない回数(40~50回くらい)で圧力インジケーターに赤いラインを確認でき、意外と早く終えられたように感じた。そしてコントロールダイヤルをSTARTに合わせ、百円ライターを火口に近づけると瞬時に火がついた。その状態で10秒ほど待ち、ダイヤルをRUNの位置に回せば火力調節も行えた。着火後に再びポンピングすることで火力を安定させられるとあったが、今回はポンピングなしでも火は安定した。コッヘルに水を300mlほど入れて熱してみたが、火はつねに安定していて、イライラする間もなく沸騰した。ガソリン式ながら手間も少なく、レギュラーガソリンを使用してもコッヘルの底には煤はついていなかった。ホワイトガソリンも使用でき、かなり使いやすいキャンピングバーナーだと思った。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①ボトル内の圧力を高めるためにポンピング

 

②ボトル内の圧力が適正になると、写真のようにインジケーターに赤いラインが出てくる。予想より早くポンピング完了できた。このボトルはMUKAストーブ専用の広口サイズになっているが、別売りとなる。700ml、3045円。1000ml、3255円の2タイプあり

 

③ポンピング完了したらコントロールダイヤルを引き上げ、STARTに合わせる

 

④種火を近づければ着火できる。10秒ほど待ち、赤い炎が消えて青い炎になったらダイヤルをRUNに。火口の青い炎の力強さが分かる

 

⑤収納もコンパクト。レギュラーガソリンを使用しても煤が出にくいのが特徴。ただし、ハイオクガソリンの使用はできない

 

 

[ 商品情報 ]

SOTO

MUKA STOVE SOD-371

価格/1 万7325 円

重量/327g

サイズ/幅135mm×奥行135mm×高さ80mm(使用時・本体のみ)

発熱量/4000kcal/h

使用燃料/自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン

 

 

[ お問合せ ]

新富士バーナー

TEL/0533-75-5000

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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