日本人向けの足型で日本のトップトライアルライダーの意見を取り入れて完成した1足

掲載日:2011年03月29日 オフロードアイテムレビュー    

ベリックは、香港に本拠地を置くモーターサイクルアパレルメーカーMADIFのブランドの一つで、革ツナギ、革ジャケット・パンツ、ナイロンジャケット・パンツ、グローブ、ヘルメット、ブーツ、カジュアルウエアなど、オンオフのジャンルを問わず、モーターサイクル用品全般を開発・販売している。今回、ボスコ・モトから販売されることになったベリックブランドのトライアルブーツは、日本人向けに開発されているのが特徴。

 

 

 

[ アイテム紹介 ]

フィット感を大きく左右する足型を日本人向けとして設計し、トップトライアルライダー成田匠選手が実戦で得た意見をフィードバックすることで開発が進められたという。

操作性を重視したソールは非常に柔らかく、ステップや路面への食いつきも良好。革も柔らかく、バックルの動きもスムーズなので脱ぎ履きもしやすくなっている。シビアなコントロールを可能としているので、トライアルはもちろん、セクション系エンデューロや林道ツーリングでも扱いやすくなっているのが特徴だ。価格の安さも魅力を高めている。

写真:長谷川徹、酒井一郎/レビュワー:石井正美、小林直樹、小川浩康

 

 

[ レビュー ]

テストライダーは小林直樹氏。RTL250Fでセクションを走破してもらった。

「くるぶしのパッドがホールド性を高めてくれて、フィット感がすごくいい。持った感じも軽かったけれど、履いてみるとさらに軽さを感じるよ。

実際にライディングしてもフィット感の良さをすごく感じる。いきなり履いたのに柔らかく、すぐに足になじむ。買ったその日から、いつものブーツのように使えるのはすごいことだよね。それとソールがつま先に向かって反っているんだけど、このおかげで歩きやすい。ソールのグリップもよく、下見しやすいのもトライアル向けだと思う。

気になったのはソールの厚み。今まで自分が履いてきた中でいちばん厚みを感じる。ステップに足を乗せた時に10㎜ くらい位置が変わり、少し違和感があったんだ。でも、厚みの分だけ衝撃吸収性も良さそうだし、操作性を損なうほどではないから、履いていれば慣れるだろうね。シンプルだけどデザインにインパクトがあって見た目もいい。この価格でこの性能なら、買いだよ!」

 

 

[ アイテム詳細 ]

① ベルトはプラスチック製で軽量化に貢献。バックルの操作性には節度があり、確実に留めることができる

 

②車体と触れる部分には裏起毛素材のヒートガードを装備。ベリックのロゴがかたどられている

 

③カカト部分には強度のあるプラスチックパーツを装着。ブーツの剛性を高めつつ、転倒による衝撃からカカトを保護してくれる。アキレス腱部分は蛇腹状にすることで、足首の前後方向への動きやすさを確保している

 

④ 装着状態。ソールが反り上がっているのが分かる。「トライアルブーツとしては丈が長め。エンデューロやツーリングにも使えるね」と小林氏

 

⑤柔らかさとグリップ力を両立したソール。土踏まず部分がブロック状になっていて、ステップにしっかり食いつき操作性向上に貢献する

 

 

 

[ 商品情報 ]

メーカー/BERIK

商品名/トライアルブーツ

価格/29,400円(税込)

重量/1263g(右足・サイズ42・編集部実測値)

カラー/レッド、ブラック

素材/合成皮革

 

 

[ お問合せ ]

ボスコ・モト

TEL/03-5754-9011

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

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