ハードライディング時の快適性を追求した競技専用の軽量ヘルメット

掲載日:2011年02月22日 オフロードアイテムレビュー    

多くのライダーの支持を集める人気モデル「トゥルーパー」を、軽さはそのままに強度や快適性をさらにアップさせた「トゥルーパー2.0」が登場。

 

 

 

[ アイテム紹介 ]

軽さとフィット感の良さが特徴のワンインダストリーの競技専用ヘルメット、トゥルーパー。ズレることがなく、重量が負担にならないことから、モトクロスライダーだけでなくエンデューロライダーの支持も集めていた。 そのトゥルーパーが5年の歳月を経て、さらに進化。トゥルーパー2.0として発売された。帽体のファイバーグラスシェルはケブラーで補強され強度アップしつつ、軽さをキープ。ノーズ、アイポート部にベンチレーションを新設し、後部ベンチレーションを大型化。より空気が流れるようになっている。また、ヘルメット開口部を広げることで視認性を改良。さまざまなゴーグル形状に対応できるようにもなっている。そして、ヘルメット底面にフラットなプラスチックパーツを装着し、ネックブレイスとのフィッティングを高めているのも特徴だ。さらに、取りはずし可能な内装にはスウェードを採用し、フィット感と被り心地の良さも両立している。トゥルーパー2.0は、ワンインダストリーのノウハウが凝縮されたトップモデルなのだ。

 

 

写真/酒井一郎  レビュワー/福澤 剛、小川浩康  取材協力/アブソリュート

 

 

[ レビュー ]

テストは、CRF150R2でモトクロスコースを実走して行った。 レビュワーは普段、国産ヘルメットのMサイズ(57-58)を着用しているので、トゥルーパー2.0もMサイズ(57-58)をチョイスした。そしてまず、トゥルーパー2.0を手に持ってみると、軽いと感じた。それから実際に被ってみると、装着感の軽さをハッキリと体感できた。日本人と欧米人では頭の形が異なるので、海外製ヘルメットは日本人の頭にはフィットしない。というのが定説だった。しかし、このトゥルーパー2.0は、同サイズの国産ヘルメットよりも頭頂部が狭くなっている感じはするものの、頭のどこかが当たったり、耐えられない痛みを感じることはなかった。フェルトの肌触りもよく、頭頂部をヘルメット内部にしっかり入れた時のフィット感がよく、ズレる感触がなかったのが好印象だった。テスト当日は気温が低く、夏場のように発汗しなかったが、これはベンチレーションが利いているということでもある。1ヒート(約10分)連続走行したが、ズレは一切なし。軽さとフィット感のよさが強く印象に残るヘルメットだった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

 

 

[1]最近のゴーグルは立体的なデザインが増えて大型化している。そうしたゴーグルの装着を考慮し、開口部が大きく開けられている。開口部の上部にアイポートベンチレーションも新設された。

 

 

[2]ネックブレイス装着率の増加に合わせて、底部にフラットなプラスチックパーツを装着し、フィッティング性を高めている。

 

 

[3]大型化された後部ベンチレーション。帽体にはリブが設けられている。

 

 

[4]取りはずし可能な内装パーツ。肌触りのいいスウェードは、フィット感も高めてくれる。

 

 

[5]開口部とゴーグルが干渉していないのが分かる。チンガードと口元にクリアランスがあるので、息苦しさも感じない。MFJ公認だが、一般公道での使用は認められていない。適正なサイズを選ぶには、試着することを忘れずに。

 

 

[ 商品情報 ]

メーカー/ONE Industries

商品名/TROOPER2.0

価格/4万950円(ウエストウッド会員価格は3万2760円)

重量/1503g(Mサイズ・編集部実測値)

カラー/マルチプレイブラック

素材/ケブラーファイバーシェル、EPSインナーシェル

サイズ/S、M、L、XL

 

 

[ お問合せ ]

ウエストウッド

TEL/0297-62-7756

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

 

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