掲載日:2019年03月07日 試乗インプレ・レビュー
取材・文/佐川 健太郎 撮影/山家 健一
軽量コンパクトな水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ124.2ccエンジンはRX125と共通仕様で、クラストップレベルの15ps/10,700rpmを発揮。そのベースはフルカウルのGPレーサーレプリカ、RS4 125というサラブレッドの血統だ。
通常のロードスポーツモデルの倍近いストローク量240mmを誇るφ41mm倒立フォークを装備。インナーチューブを保護するプロテクター付きだ。
別体式リザーバータンク付きのプログレッシブリンク式モノショックを装備。ストローク量も220mmと豊富で、スチール製ロングスイングアームと組み合わせることで高い路面追従性を実現。
フロントブレーキにはφ300mm大径シングルディスク&片押しタイプの2ポットキャリパーを採用し、コントロールしやすく十分な制動力を発揮。クラス初となる後輪浮き上がり防止機能を持つボッシュ製ABS(フロントのみ作動)を標準装備する。
モタード仕様のSXは前後17インチのワイドスポークホイールとオンロード用スポーツタイヤを装着。ブラックアルマイト仕上げのハブを持つ高品質な仕上がりだ。リヤスプロケット歯数はRXより7T少ない62Tとなり、より高速型にセッティングされている。
軽量シンプルを追求したミニマムなフロントビュー。ヘッドライトとウインカーは通常のバルブ球タイプだがコンパクトにまとめられている。
880mmのシート高はけっして低いとは言えず座り心地もソリッドだが、スリムかつフラットな形状で前後に移動しやすくフォームの自由度も大きいなどスポーツ仕様。シート下の隙間に手を入れるとタンデム用のグリップになっているなど凝ったデザインだ。
テールランプはLEDタイプを採用。サイレンサーもテールカウルに収まる形でコンパクトにすっきりとまとめられている。
いたってシンプルな操作系。セルスイッチの長押しでABSは解除される仕組みだ。ブラックアルマイト仕上げのハンドバーは高級感のあるアルミテーパータイプを採用。
ユニークな形状のブレーキペダル。先端をフック状に曲げただけに見えるが、上辺のエッジのおかげで滑りにくく実に操作しやすい。ちょっとした工学デザインにセンスが光る。
オフロードタイプのギザギザが付いたRX用ステップに加え、SXは脱着式のラバーがマウントされるなど快適性も重視。シフトペダルもアルミ製で高級感がある。
タンデムステップを標準装備し2人乗りにも対応。
デジタル液晶メーターはコンパクト設計ながら、速度、距離、燃料残量、時計、水温、オイルレベル、トップスピード、バッテリー電圧、ツイントリップメーターを装備するなど多機能だ。
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