


掲載日:2009年02月04日 試乗インプレ・レビュー
KTMのエンデューロレーサーシリーズ“EXC”は、エンデューロ世界選手権から国内サンデーエンデューロ、そしてレースからスポーツライディングまで、あらゆるオフロードシーンで最高の性能を目指し開発されている。DOHCエンジンを搭載した250EXC-Fも3年目を迎え、石井正美は、その成熟ぶりを高く評価した。
「サスペンションの動きが良いね。ガレ場でもきちんと吸収して手にこない。KTMは車体の剛性が高くてサスペンションだけが動いている感じ。250EXC-Fはわりとクイックなハンドリングだけど、09モデルはサンド路面でもあまり振られる感じがしない。ワダチでもサスがよれないからハンドルを取られないで安定して走れるね。ただ、リンクレスだから初期の沈み込みが少なくてリヤサスが伸びた状態になりがち。そうなるとキャスターが立って振られやすいので、アクセルを開けていったほうが安定する特性だね」
「エンジンはまるでトレールのように極低速が粘るようになったよ。EXC-Fが出た最初の年はエンジンのパワーがありすぎて辛かった。その次の年は逆にマイルドになりすぎ。09はバランスが良いね。回してパワーが出る特性だけど、モトクロッサーエンジンのようにレスポンスが敏感すぎないし、回転上昇にある程度時間がかかるから安心して開けていける」
「滑りやすい路面でもコントロールしやすいね。09モデルのEXC-Fは、普通に乗れるレーサーとして、サスペンションもエンジンもエンデューロレーサーとして完成されてきたね」
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