【スズキ V-Strom250ABS試乗記事】ABS装備でダート走行での安心感が増大

掲載日:2018年12月26日 試乗インプレ・レビュー    

取材協力/スズキ
試乗ライダー/渡辺 学 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.392』に掲載された内容を再編集したものです。

スズキ V-Strom250ABS

SUZUKI V-Strom250ABS

今人気の250アドベンチャーモデルの中で、トップセールスとなっているスズキVストローム250(V-Strom250)にABS仕様が追加ラインナップされた。ABS装着でVスト250の走りはどう変わるのか、渡辺学選手が試乗インプレッション。

Vストローム250にABS仕様が追加
ダート走行でその実力をチェックした

低回転から立ち上がるトルクとマイルドなパワー特性を両立したエンジンを、800mmのシート高やウインドシールドを装備した車体と組み合わせているVストローム250(V-Strom250)。ロードスポーツGSX250Rをベースとしながらも、ツーリングでの扱いやすさを実現しているので、最近人気の250アドベンチャーの中でもトップセールスを記録しているのだ。

スズキ V-Strom250ABSの試乗インプレッション

このVストローム250にABS仕様が追加ラインナップされたが、継続生産車(すでに販売されているモデル)のABS装着義務化は2021年10月1日以降なので、適用時期に先駆けての装備であり、そこにVストローム250を息の長いモデルにするというスズキの意気込みが感じられる。そのABSの仕上がりを渡辺選手にテストしてもらった。

スズキ V-Strom250ABSの試乗インプレッション

「ダート路面でリアブレーキをガツンと踏み込んでみましたが、ABSは割りと早めに効くように感じました。ABSが作動すると、リアタイヤを回転させて車体を直立させるので、バイクは真っすぐ走ろうとします。それがリアのスライド量を減らし、ダートでのブレーキングミスを防いでくれます。ABSがリアロックを解除する際にブレーキペダルにはキックバックが伝わってくるので、ABS作動状態も分かりやすく、安心感はありますね。

スズキ V-Strom250ABSの試乗インプレッション

ただ、リアブレーキをロックできないので、ブレーキターンができません。リアだけでもABS解除スイッチがあると、ダート走行でマシンがコントロールしやすくなるんですけどね。それでも、ブレーキングミスが減るのは確実なので、多くのライダーにはメリットのほうが大きいと思いますよ」

Vストローム250ABSの詳細写真は次のページにて

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