ハスクバーナ TE125

掲載日:2012年06月20日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

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ハスクバーナ TE125の画像
Husqvarna TE125

本格設計だけど気軽な足にも使える
扱いやすい原付二種スポーティオフ

ハスクバーナ社はスウェーデンで誕生し、1986年にイタリアのカジバ社、2007年にドイツのBMW社の傘下となった。最近ではビッグネイキッドモデルも手がけたが、基本的にはオフロードモデルやモタードモデルを得意とするブランドだ。そのラインアップには、レースへの参戦を視野に入れた機種も多くあるが、このTE125は公道でのライディングをメインに考えて設計され、日本では2010年夏に導入が開始された、原付二種クラスのオフロードモデルだ。

搭載するエンジンはヤマハ製で、ボア・ストロークが52.0×58.6mmとややロングストロークに振られた、排気量124.45ccの水冷OHC4バルブ単気筒。燃料供給にはキャブレターを使用し、最高出力は15馬力と発表されている。トランスミッションは、マニュアルクラッチの6段リターン式。高回転域をキープして積極的なギアチェンジを行えば、街中や林道などをキビキビとも走れる設定となっている。前後21/18インチホイールをチョイスした、いわゆるフルサイズボディの車体は、クロモリ鋼管製モノビームタイプのメインフレームを使っている。フロントサスペンションにはパイオリ製でインナーチューブ径が40mmの倒立フォーク、リアサスペンションにはザックス製のモノショックを採用。フロントが260mm、リアが290mmと、かなり多めのストローク量が確保され、本格的なオフロードライディングにも対応している。ブレーキは、前後ともブレンボ製のディスク式だ。

シート高は930mmと、かなりスパルタンな設計だが、実際には車体がかなりスリムで車重も少なめに抑えられている事などから、スペックから受けるほど足着き性に対する不安はない。燃料タンクはかなり小さく見えるが、容量は9.5Lが確保されていて、燃費性能を考えると使い勝手はかなり良い。日常的な足として気軽に使っても、休日に林道などに小冒険へと出かけても、扱い切る楽しさを享受できるスポーティモデルだ。

ハスクバーナ TE125のここがポイント!
  • ● 本格設計のフルサイズボディ
  • ● 15馬力のマニュアルクラッチ式エンジン
  • ● レーシーなヨーロピアンデザイン

ハスクバーナ TE125のライバルはこれだ!

  • カワサキ
    KLX125

    カワサキ伝統のスチール製ペリメターフレームに、最高出力10.2馬力の124cc空冷単気筒F.I.エンジンを搭載。フルサイズより小径の前後19/16インチホイールを履き、足つき性に配慮している。

  • ハスクバーナ
    WRE125

    分離給油式の124cc水冷単気筒2ストエンジンを搭載。前後21/18インチホイールを履いた、TE125と同じハスクの、公道走行できる新世代2スト原付二種オフローダー。排出ガスは欧州のユーロ3規制に適合。

  • ヤマハ
    XTZ125E

    13馬力の124cc空冷単気筒エンジンを、前後21/18インチホイールを採用した車体に搭載。中南米などに向けた海外生産車だが、日本にもプレストなどから輸入されている。リアはドラムブレーキになる。

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