掲載日:2014年07月25日 オフロード遊び
更新日/2014年08月21日 文/ダートライド編集部
林道とは山林作業従事者が使う道で、「林道ツーリング」と言った場合、未舗装路を走るものになる。トレール車の最も基本的な遊び方で、温かい地方であれば季節も問わない。本州では舗装化が進み、スーパー林道と呼ばれる長距離のものはほぼ皆無になってしまったが、舗装路を繋ぎながらであればいくつかの区間を楽しめる。また、北海道では長距離の未舗装路が多く残る。手軽に楽しめるオフロード体験なので、トレール車を所有したらぜひ1度は体験したい。
注意したいのは、林道の使用主体者である山林作業者の邪魔をしないこと(県道のものもあるが)。クルマの通りは少ないが、対向車が無いというわけでもなく、作業車がブラインドコーナーの先から飛び出してくることもある。そのため、コーナーでふくらんだり、スピードの出し過ぎは厳禁。路面は整備がされておらず、ガードレールがなかったり、路肩が風雨で崩れていることもあり、例え1週間前に安全だったとしても、翌週も同じとは限らない。また、暗くなるとトレール車のライトは暗めで先が見通しにくくなるし路面変化の把握も遅れるので、明るいうちに山は出ること。その他、走り続けようとして食事を抜くと集中力を欠くので、かならず食事を摂ること。林道ツーリングは何があっても自己責任なので、とにかく無理をしないことが大事。景色などを楽しみながら自然の中をゆっくりと走り、たまにはエンジンを止め、森の静けさを楽しむのもありだ。
【必要になるもの】
安全基準をクリアしたヘルメット、オフロード用のグローブ、最低でもくるぶしが隠れる高めのシューズ(もちろんオフロードブーツがベスト)、膝ガード、汚れたり転んでもよい衣類。天候の変化に対応できる備え(食事、水分、防寒具、雨具)。携帯工具。携帯空気入れ。ブレーキ/クラッチレバーのスペア。二輪用の情報が入った紙の地図。
【トレール車に必要な作業】
レバーのホルダーを少しゆるめておくと、転倒時にホルダーが回ってレバー破損を防げる可能性がある。大げさになるかもしれないが、ハンドガードも有効。林道を走る時はタイヤの空気圧を下げるので、帰りの高速道路などでは空気圧を戻すのを忘れないように。
【細心の注意と備えを】
林道ツーリングは、オフロード遊びの中では手軽な遊びになります。ただ、舗装整備されていない一般公道になるので、転倒しやすく、転んだ先に何があるかわかりません。大きな怪我につながる可能性も十分あるので、プロテクターの装着を強く推奨します。専用コースのようにすぐに救護が駆けつけることもできないので、細心の注意と備えをしてください。※プロテクターのラインナップを見る。
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