
写真・文/Red Bull Content Pool
2014年の8月22日、Red Bull X-Fighters (レッドブル・エックスファイターズ)14度目のシーズンが轟音と共に閉幕した。今回初めてアフリカ大陸で最終戦が開催され、オーストラリア出身のジョシュ・シーハンがRed Bull X-Fighters ワールドツアー初タイトルを手中に収めた。日本の東野 貴行選手は総合5位の好成績でワールドツアーを終了した。
プレトリア(南アフリカ) - 土曜日、Red Bull X-Fighters ワールドツアーの閉幕戦がアフリカ大陸で初開催され、大阪出身の東野 貴行選手は今シーズン最大規模のトラックの特色を大いに生かして7位に入賞。この好成績を受け、2014年ワールドツアー最終ランキングでも総合5位入りを果たした。今回のプレトリア大会でもオーストラリア出身のジョシュ・シーハンが無敵の強さを見せ、どのヒートも5名の審判から満場一致の判定で勝ち抜いて文句無しの優勝を飾り、世界で最も権威あるFMX国際シリーズを制した。シーハンにとってこれは初のツアータイトルとなった。2位はダニー・トーレス(スペイン)、続く3位はアダム・ジョーンズ。ジョーンズは今シーズン初めての表彰台入りを祝った。
シーハンは後半の大会で一気に調子を上げ、同じく南半球出身のライバル、リーバイ・シャーウッドと対象に明らかな進歩が見えた。一方、2014年度シーズン開幕戦と続く大会を制し、ワールドツアーのランキング首位の座を守って来たシャーウッドは、前日の予選で足首を負傷し、ファイナルの第1ラウンド進出ができなかった。そのためシーハンにとって楽な展開となったものの、トリックの名手トーレスを筆頭とする並みいるライバルたちに持てる力と技のすべてで対戦、5名の審判から満場一致の判定で各ラウンドを勝ち抜き、勝利を我がものにした。
ワールドツアーの最終ランキングが発表されると、シーハンは総合優勝の喜びを全身で表現。続く2位にはシャーウッド、3位にはトーレスが入った。この3名のうち誰もが一度はワールドツアータイトルを手にしたことになる。
Red Bull X-Fighters通算第50回目の大会となった今回の大会。プレトリアを代表する歴史的な建物ユニオンビルの正面に設けられた会場はチケットも完売、駆けつけた2万2,000人の観衆は手に汗握りながら多くの人々にとって初めて目にするスポーツを見守り、会場内の雰囲気は最高潮に達した。
「プレトリア大会の巨大トラックは本当に素晴らしく、とても気に入りました。でも高い標高のせいでバイクの調子がよくありませんでした。でもベストを尽くしたし、よい結果も出せました。来年のシーズンが待ち遠しいですね。」
1位 | ジョシュ・シーハン(オーストラリア) |
2位 | ダニー・トーレス(スペイン) |
3位 | アダム・ジョーンズ(アメリカ) |
4位 | レミ・ビスワール(フランス) |
5位 | トーマス・パジェス(フランス) |
6位 | クリントン・ムーア(オーストラリア) |
7位 | 東野 貴行(日本) |
8位 | マイケル・メレロ(スペイン) |
9位 | デビッド・リナルド(フランス) |
10位 | アレステア・セイヤー(ボツワナ) |
11位 | ニック・デ・ウィット、リーバイ・シャーウッド(ニュージーランド) |
1 | シーハン(360) |
2 | シャーウッド(270) |
3 | トーレス(265) |
4 | パジェス(235) |
5 | 東野(180) |
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