モトクロスライダー辻 健二郎が2013年、AMA-SXに参戦! Vol.17~後日譚~

掲載日:2013年07月31日 ツジケンAMA-SX参戦記    

文/辻 健二郎

モトクロスライダー辻 健二郎が2013年、AMA-SXに参戦! Vol.17

現車を傍で見ないと分かりませんが、ツジケン選手のマシンには綺麗な桜が散りばめられています。これはもちろん、後から手を加えたもの。今回は、ツジ選手のライディングを違う面から彩るサポーターを紹介します。

日本の職人芸が活きる匠デカール
ウランマーキングデザイン

オレのスーパークロス参戦用マシンをきれいに飾ってくれたのは、ウランマーキングデザインのデカールです。いつも綺麗に仕上がってくるデカール会社で、デザインはお任せで作ってもらっています。スポンサーの絡みでロゴの位置修正をすることはありますが、色使いもデザインも、毎回バッチリ決まってナイスです。今はたくさんのライダーやファクトリーチームのデカールも手掛けているため、特にシーズン前の追い込み時期はかなり忙しく、そんな中、エネルギーとアイデアを振り絞って作ってもらっています。

 

ここの代表の小嶋さんはデカール作りに物凄い情熱を注いでいて、納得のいかない仕上がりやデザインの場合、出来上がってもそれを世に出さない様にしていると聞きました。なんだか陶芸家の、出来上がり次第で壺やお皿を割ってしまうような光景が目に浮かびます。シーズンオフにはお邪魔する事があるのですが、タイミング良くタカセ(田中 教世選手/ヤマハ)もいる事が多々あり、夜は楽しく3人で手羽先を食らっています。小嶋さんの熱い話を聞いているとオレも活力が湧いてくるので、この宴は大好きです。タカセは飄々としていますが、彼の内に秘める熱いモノに惹かれている、と小嶋さんも絶賛していました。

 

オレの場合は、以前にマシンが殺風景だったのでどうにかしてあげたいと、声をかけて下さった事がキッカケでした。若干、タカセとは違う感じのようですね。イメージ的には、弱ったゴリラに手を差し伸べてもらったような感じですかね(笑)。新しく採用されはじめたシート「CORE protect」は、これまでよりデカールが薄くなり軽量化もされて、色もとても鮮明に出ます。スーパークロスマシンで使ったデカールにもこのCORE protectが使ってあり、薄さを実感できました。貼りやすさも向上していて、かなり曲がってるサイレンサー側のゼッケンでも、不器用な俺が綺麗に貼れましたよ!

 

モトクロス以外にもバイクをきれいにラッピングする事が出来ますので、是非チェックしてみてください。

 

<ウランマーキングデザイン>

 

 

 

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プロフィール

辻 健二郎

辻 健二郎

1975年8月8日 山口県徳山市(現 周南市)生まれ

父親の影響で3歳の時にモンキー(ホンダ)を緑地公園で乗せてもらったのが初ライド。週末は、家族みんなが父親のモトクロス練習&レースについて行く。そんな環境下、行った先で山の中を草木や泥にまみれて遊ぶのが日常だった。これが彼のバイクライフの原点になる。自己評価は、ポジティブに捉えると真面目で実直と言われるが、見方を変えれば頑固で自分を曲げない性格、との事。不器用だからスムーズに事が進まないが、この性格を理解してくれる周りに支えられ、モトクロス道を進んで来ている。大好きなボブ・マリーの曲、"JAMMIN'"から名前を取ったバイク仲間との倶楽部も活動中。何事も「enjoy!」が信条。

 

なお、随時申し込みがあれば個別のスクールを実施しているので、「ツジケンに教わりたい」と思ったライダーはぜひ問い合わせて欲しい。

【モトクロス塾】

 

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