掲載日:2009年07月29日 部位別メンテナンス › 電装系
ホコリの薄皮を被ったバルブ
軽く磨くだけで一気に明るさアップ
ヘッドライトやウインカーなどと違って、メーター照明用バルブまで気を配る人は少ない。しかし、こういう部分こそメンテの効果が実感できるポイントなのだ。各種電装系をチェックしたら、ついでにメーターの見易さも再確認しておこう。暗いと感じた場合、まず疑うのはバッテリー。車体に搭載したら電圧を確認し、その後灯火類を点灯して夜間走行を繰り返す。こうして充電系に負荷を掛け、改めて電圧を測定してみよう。これでもメーターが見にくいと感じたらバルブも確認。ホコリなどで薄汚れて暗くなっていることもあり得るので、その場合はパーツクリーナーやアルコールでガラス部分をクリーニングする。
作業手順を見てみよう!
![]() バッテリーが満充電なら、エンジンを始動しない状態でも12.5V前後の電圧は出ているはず。しばらく乗らないと自然放電で電圧低下が起きている場合が多い。 | ![]() 次にエンジンを始動して4,000rpmまで回転を上げる。14V台中盤まで電圧が上がれば充電系は一応正常と判断。不調ならレギュレーターやオルタネーターを点検する。 | ![]() サンプル車は昔ながらの管ヒューズ。端子にサビはないもののうっすらと汚れが付着していた。電気抵抗を増加させる原因になるのでボンスターや細かいペーパーで磨く。 |
![]() ウインカーやテールライトと合わせてクリーニングしておきたいメーター照明バルブ。特に80年代の透過光照明のメーターはバルブが明るいとグッと見やすくなる。 | ![]() メーター照明バルブはバルブホルダーに差し込まれているパターンが多い。引き抜いたうえでパーツクリーナーやアルコールで脱脂洗浄。思わぬ汚れで驚くことも…。 | ![]() インジケーターを含めたバルブを洗浄すると、メーターの明るさはてきめんにアップ。場所によってムラがあった文字盤も均一な明るさとなり、視認性は抜群に向上。 |
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