掲載日:2009年01月19日 部位別メンテナンス › フレーム&足回り
DIYと侮るなかれ
想像以上の仕上がりに
突発的にペイントしたいときや、どうしても自分自身でペイントしなくてはいけない際にも、可能な限り「仕上がりの良い条件下」で作業を進めたいもの。缶スプレーによるペイントには限界があるが、外装パーツのペイントなら、2液式ウレタンクリアーを利用することで、かなりの強度やツヤを確保できる。しかし、小物パーツの場合はブラックの缶スプレーをシューッと吹き付けるだけでお茶を濁していないだろうか。
そんなときにオススメなのが、缶スプレーを利用した焼き付けペイントだ。石油ストーブを利用した簡易釜で乾燥させることで、想像以上のペイント強度を確保できる。例えば、車体系パーツならばアルキド樹脂スプレーの黒色を利用してみよう。黒の場合は半ツヤ仕上げとなり、セパレートハンドルやトップブリッジには最適だ。もっと大物の、マフラーなどの場合は、耐熱スプレーでペイントし、この焼き付け方法の応用で想像以上の仕上がりが得られる。その仕上がりとストーブのありがたさを是非とも実感していただきたい。ただし、作業の際にはストーブを使うので、火の元に十分注意しよう。
作業手順を見てみよう!
![]() まずは下処理から。下地処理に手を抜くとペイントの密着性が低下する。下地処理はサンドブラストではなく、サンドペーパーでの足付けでも良い。 | ![]() 下地処理後は必ず脱脂処理を施す。今回はワックスオフを吹き付け、ウエスでぬぐった。この手順を怠ると仕上がりに影響する。 |
![]() 塗料は一気に吹き付けるのではなく、数回に分けて吹き付けるのがポイントだ。スプレーの出が悪いときはぬるま湯で温めると良い。 | ![]() 大型石油ストーブの上に空き缶を置き、乾燥釜にする。ちょっとした小物なら十分に焼きつけ乾燥できるサイズだ。 |
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