掲載日:2019年09月19日 フォトTOPICS
取材・写真・文/野岸“ねぎ”泰之
2019年9月14日(土)、15日(日)の2日間、東京都港区青山のホンダウエルカムプラザ青山において、『第23回 カフェカブミーティング in 青山』が開催された。1997年から開催されているこのイベントは、全国各地のスーパーカブ好きが基本的に自走でここ青山の地に集い、親睦を深めるもの。
スーパーカブシリーズは2017年に世界生産累計台数1億台を達成、2018年には誕生60周年を迎えたこともあり、最近特に盛り上がりを見せている。それだけにファンも多く、イベントのメインとなる人気投票「スーパーカブコンテスト」にエントリーした台数は2日間で約700台にもなった。
集まったスーパーカブは年代物からフルカスタム、ステッカーや小物で装飾されたものなど、外観や雰囲気も多岐にわたるもの。見ているだけでも楽しいが、オーナー同士でカブ談議に花を咲かせるなど、あちこちで交流の輪が見られた。
イベントではコンテストの表彰式のほか、スーパーカブを愛するゲストによるトークショーを行う「バイクフォーラム」や豪華な賞品が当たるじゃんけん大会なども開催され、大いに盛り上がりを見せていた。今回は15日(日)の様子をご覧いただこう。
革&鹿の骨と角というインパクト大な素材で彩られたワイルドな1台。ハンターカブベースじゃないところがいい。
鮮やかなスカイブルーの125ccタイカブで参加していた「やぁたん」さん。娘さんとタンデムで来場したという。
群馬のカスタムショップ「AToRiKA」から大勢で参加した仲間たち。チョッパーやトラッカーなど、自由な発想でカスタムされたマシンが並び、目を引いていた。
じっくり見て回るもよし、オーナーを見つけてあれこれ尋ねるもよし。会場のあちこちで話に花が咲き、カブに関するマニアックな話題が飛び交っていた。
長野県から参加のタッキーさん。1975年式C90DX、通称かもめカブに古い郵政仕様のリヤカーが注目を集め、人気投票で6位を獲得していた。
休憩所として開放されたウエルカムプラザの2階には、古い輸出仕様のカブを展示。ヘルメット置き場や衣類ハンガーのほか、カブに関する図書コーナーもあって自由に閲覧できた。
数は少ないものの、「痛車」仕様のカブも健在。レッグシールド全面に美少女、でも違和感がないのがカブの懐の深さだ。
会場でチラホラ見かけたのが、ミリタリー調でサビなど「ヤレ感」を出したカスタム。なかでもこの2台は目立っていた。
ウエルカムプラザには現行のスーパーカブシリーズが展示され、自由に跨ることができた。次期車両を検討する場としても熱い?!
トークショーでたっぷりと「カブ愛」を語ってくれたゲストの3人。右から女優の下館あいさん、タレントの下川原リサさん、ホンダモーターサイクルジャパンの山中佐都紀さん。
会場にはゲストの愛車も展示された。左から下館さん、下川原さん、山中さんのマシン。下川原さんのクロスカブは日本一周時の荷物を再現し、特に注目を集めていた。
横須賀から参加の「まい」さん。レトロでポップな作り込みを目指したそうで、レディース賞を受賞していた。
カップルで参加の三宅さんと小雪丸さん。キッチュな雰囲気バリバリのヤンキー風味? ステッカーチューンは異彩を放っていた。
コンテストは人気投票のほかにも最年長賞や遠来賞、各ゲストやスポンサー賞などさまざまな賞があり、賞品が授与された。
人気投票で1位を獲得した木村基さん。2017年の東京モーターショーに出品された、ゴールドの1億台記念車を再現したマシンで見事1位を勝ち取った。
人気投票で6位までに入賞した人たちで記念撮影。皆スーパーカブをこよなく愛するカブフリークたちだ。なお、上位入賞者のマシンは後日別記事にて紹介する予定だ。
コンテスト表彰式の後は、お待ちかねのじゃんけん大会。ホンダをはじめ、多くのスポンサーから豪華な賞品が次々と登場し、会場は熱気に包まれていた。
コンテストにエントリーした参加者には全員、オリジナルの記念品が贈呈される。毎回これを楽しみにしている参加者も多いとか。今回はC125をモチーフにしたピンズだった。
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