最新電動バイク速報!スズキ e-Let’s

掲載日:2012年01月26日 フォトTOPICS    

文・写真/野呂瀬 悦史  写真/土山 亮  取材協力/スズキ二輪

これまでの原付スクーターと同じ質感のスズキ e-Let's。それもそのはず、ガソリン車のスズキ レッツ4バスケットがベース車体です。

加速も減速も絶妙なアクセルレスポンス!
軽快な走りが魅力の国産電動スクーター

2011年のメーカー発表以降、バイク業界はもちろん、四輪も含めたEV関連業界からも注目を集めていたのが、今回ご紹介するスズキの電動スクーター e-Let'sです。アクセルコントロールや回生ブレーキといった充実機能が盛込まれたほか、着脱式バッテリーパックを採用したことにより、自宅駐輪場にコンセントがなくても気軽に電動バイクの世界にエントリーできるユーザーフレンドリーな性能は、国産メーカーならではといえるでしょう。また、型式認定車両なので経済産業省「クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金」という補助金が交付される点も見逃せません。同型ガソリンエンジンスクーターである「スズキ レッツ4バスケット」と同じ車体ですから、ライディングポジションも自然な感じ。しかも、車重はガソリン車より2キロ軽いというこのe-Let’s。原付RIDEの電動バイク生活でのインプレッション掲載の前に、まずは速報でそのディテールをご紹介します。

フォトTOPICS(写真点数/29枚)

01全長は1,665mm、ホイールベースは1,150mmとコンパクトなサイズです。

02電動バイクですから、もちろんマフラーはありません。そのため右サイドはスッキリとしています。

03左サイドから見るとガソリンモデルでは変速機が位置する部分にモーターが設置されています。

04シート高は695mm。そして装備重量はガソリン車よりも2キロ軽い72キロ。女性にも扱いやすい軽さです。

05シート下にバッテリーを登載しているため、前面のバスケットは貴重な積載スペースといえますね。

06バスケット下にはライトとウインカー。なお、ウインカーはバスケットの左右にも別途設置されています。

07ハンドル幅は若干狭めの印象。リアビューはスッキリとしていますね。

08時計も内蔵したデジタルメーター。2種のトリップメーターやバッテリー残量計。「ECO」と「PWR」のモード表示など多機能です。

09ヘッドライトのHigh/Low切り替えと、プッシュキャンセルウインカー、そしてホーンボタンのある左ハンドル。

10ハンドル右にはボタンはなし(ボタンのように見えるのは、セルスイッチの名残)。アクセルはワイヤーではなく、アクセル開度を電気信号に変えてコントローラーに送信しています。

11シャッター付キーシリンダーにスズキ車でおなじみのかばんホルダー。なお、インナーラックには2リットルペットボトルも入ります。

12フロントバスケットの容量は25リットル。ヘルメットだってラクラク収納可能です。

13バスケット上部のシャッターを閉めたところ。シャッターは布製のためちょっと大きい荷物でも締めることができます。

14バッテリー消費を抑えるために、ヘッドライトは停止時には減光します。

15タイヤサイズは前後ともに10インチ。ブレーキも前後ともにドラムです。効き具合は必要十分でした。

16右サイドからリアタイヤを見たところ。モーターはインホイールではありません。

17足つき性、着座性ともに良好なシート。このシート下にバッテリーが登載されています。

18シート前部には、これまたスズキのスクーターでお馴染みのU字ロックホルダーがあります。

19こちらは東京モーターショー2011のスズキブースで展示されていたカットモデルの写真です。スインアーム内は配線が通っているんですね。

20ガソリンエンジンの出力特性に近い走りができるようにプログラムされているのがこのマシンの大きな特徴。加速だけでなく、回生ブレーキによる減速フィーリングもエンジン車のような感覚でした。

21路面追従性の高いサスペンションで走行フィーリングもこれまでのスクーターと同質なものでした。

22テールランプの上にはグリップ付のキャリアが装備されています。

23シート下を開けるとこの通り。右側がバッテリー、後ろのコードが撒かれているのが充電器になります。

24バッテリーパックは重さ7.5キロ。複数の女性スタッフに実際に持ってもらいましたが、持ちやすい形状ということもあり「お米5キロよりちょっと重い感じ」「2階くらいなら階段でも持っていけそう」とのこと。

25充電器を収納していたスペースは、予備バッテリーの搭載スペースにもなります。

26予備バッテリーをシート下に搭載した場合は、充電器はフロントバスケットに入れることができます。

27バッテリーは充電量が一目で分かるインジケーター付です。充電時のほかに、バッテリー装着時にも一瞬点灯するため、充電不足のバッテリーで走り出してしまうことは防げそうです。

28こちらも東京モーターショー2011での写真。参考出品でしたがe-Let'sのバッテリー充電機器がそのまま外部電源としても利用できる提案がされていました。これ、アリだと思います。

29詳細インプレは電動バイク生活で後日紹介しますが、ちょっとだけ感想を。パワーモードの走りは4スト50ccに近い印象。その分、パワーモードオンリーで走るとバッテリー消費が激しく、ひとつのバッテリーで25キロ走れるかどうかという感じです。移動する距離によっては予備バッテリー付「e-Let's W」を選んだほうが良いと思いました。

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