ホンダ ベンリィ
ホンダ ベンリィ

ホンダ ベンリィ – フルモデルチェンジを受けて新登場

掲載日:2011年10月25日 試乗インプレ・レビュー    

ホンダ ベンリィの試乗インプレッション

ホンダ ベンリィの画像

機敏なダッシュは想定外のオドロキ
コンビブレーキの制動力は大きな魅力

重量物の積載も考慮してか、搭載される空冷OHCエンジンは低速トルクを重視したセッティングだ。走り始めからから時速30キロくらいまでの加速はなかなかのもの。その後の速度は、アクセル開度に合わせてマイルドに伸びていく。アクセルを戻したときのエンジンブレーキの効き具合も良く、極低速まで駆動が抜けずに効き続けてくれる。そのためエンジンブレーキで十分に減速して、最後に少しだけブレーキを握って止まるという走りが普通にできてしまうのだ。そんなゆとりある乗り方を続ければ、ブレーキやタイヤの消耗も少なく、ランニングコストも安く抑えられそうだ。

ホンダ ベンリィの画像

ブレーキは前後ともドラム式だが制動力は充分だと感じた。リアブレーキを操作すると、少しだけフロントブレーキも連動するコンビブレーキが採用されている。これにより予想より短い距離で安定して停車できる。最大積載量30キロを可能にしている足回りのセッティングは固めの仕上がりで、空荷での走行となると少しだけフワッとした印象を受けた。ハンドリングは良好で、フロント12インチに対し、リアに10インチという小径ホイールを採用しているためか小回りが得意なところも好印象。細い路地のUターンでも躊躇することはないだろう。

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今回も東京都内とその近郊を空荷状態で、交通の流れを意識しながら約250キロ走行後に満タン法で計測してみた。その結果、燃費はリッター46キロとなった。燃費を意識した走りに徹すれば、リッター50キロを越えることも難しくはないだろう。燃料タンクの容量は10リットルと合わせて考えれば、かなりのロングライドが期待できる。このベンリィにはウインドシールドなどのオプションも豊富なので、キャンプ用品を積んでツーリングに出かけても面白いかもしれない。

ホンダ ベンリィの詳細写真は次ページにて

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