アジアンバイクカスタムの強い味方『beyond』

掲載日/2019年1月29日
取材協力/Chops
取材、文/淺倉恵介
写真/木村圭吾
構成/バイクブロス・マガジンズ
ユニークなデザインや手頃な車両価格で、人気が高まっているアジアンバイク。だが、車両は手に入れられても、専用パーツが存在せずカスタムを楽しむことが難しいとの声はよく聞く。せっかくのバイクなのだから、専用パーツが欲しい! そんなユーザーの望みに応えてくれるパーツブランド『beyond』をクローズアップ。

カスタムパーツの少ないアジアンバイクでも
beyondで思う存分カスタム出来る!!

バイクを自分だけの1台に仕上げたい! カスタムはバイクライフを楽しむ上で、欠かせないファクター。だが、そのためにはカスタムパーツの存在が必須。専用パーツが少ない車種は、いじり難いのは事実だ。そんな悩みを解消してくれるのが、バイクショップ『Chops(チョップス)』が展開するカスタムパーツブランド『beyond(ビヨンド)』だ。

beyondのパーツを装着したNAVI110。“新車の車両価格10万円を切るバイク”として話題のインドホンダ製バイク。beyondのパーツだけで、ここまで個性を演出できるのだ。

Chopsは“アジアンバイク”と呼ばれる、アジア圏で海外生産されている小排気量モデルの輸入を積極的に行っているショップ。じつは今、世界で最もバイクの販売競争が熾烈なのがアジア圏。目覚ましい経済発展に伴い、ライダーの数が激増中なのだ。一番勢いのある市場だけに、バイクメーカーもかなり力を注いだモデル展開を行っていて、個性豊かなバイクが溢れている。現地工場で生産されることが多く、価格が安いのもポイント。

“デザインがユニーク、そして安い”と、ここ最近注目度がウナギ上りのアジアンバイクなのだが、ひとつ弱点がある。それはカスタムパーツの少なさだ。カスタムパーツのラインナップは、どうしても販売台数の多い車種に偏りがち。人気急上昇中といえど、まだまだ少数派のアジアンバイク用のパーツはなかなかみつからないのが現状。

そんな、カスタム好きなアジアンバイクユーザーに嬉しい存在がbeyondなのだ。バイクカスタムには欠かせないマフラーをはじめ、ユーティリティ向上の必須アイテムであるリアキャリアなど、ユーザーが「コレが欲しかった」と声思わず手を打ち鳴らすような魅力的なパーツが揃っている。

beyondのNAVI110用ステンレスマフラー スポーツタイプ(税込価格2万5,704円)サイレンサー形状の異なる全4タイプをラインナップ。

「アジアンバイクの新しい車種を導入すると、ユーザーさんから“マフラーが欲しい”とのご要望をいただくことが多いんです。じゃあ、やろうというのが始まりです。」

そう語るのはChopsでbeyondのパーツ開発を担当する西尾さん。beyondのパーツは、ユーザーからの要望で作られるものがほとんどだという。だからこそ、本当に欲しいパーツばかりがラインナップされているのだ。

Chopsではアジアンバイクの主要モデルの多くを取り扱っているので、開発車両には事欠かない、パーツの生産は国内で行っているのでクオリティも高い。何より“カスタムパーツが欲しい!”という、ユーザーの声に応えようという姿勢が心強い。

Chopsがアジアンバイクを手がける理由は、ユーザーの選択肢を増やしたい、バイクを気軽に楽しんでもらえるように低価格で車両を提供したいという考えによるもの。beyondのパーツにも、同じ哲学が息づいている。

ロングホイールベース化を実現するNAVI110 エンジンハンガーロング加工(税込価格2万4,624円)。取り付けはChops各店で対応(別途工賃が必要)。

「ユーザーさんの希望には、可能な限り応えたいと考えています。欲しいパーツがあったら、一度相談して欲しいですね。フットワークの軽さがウリですから!」

アジアンバイクを台風の目に、カスタムブームが巻き起こるのかもしれない。beyondのパーツに注目だ。

ユーザーの“欲しい”を形にした
充実のパーツラインナップ

beyondの強みは、開発を行っているのが、アジアンバイクを知り尽くしたChopsであることだ。それが顕著に表れているのがパーツラインナップ。例えば、人気パーツであるリアキャリア。多くの車種をカバーしているが、当然理由がある。

「アジア圏では、まだヘルメットの装着率が高くありません。そのため、メットインスペースが重視されておらず、フルフェイスヘルメットが入らない車種が少なくない。ですから、ヘルメットボックスの装着を考えるユーザーさんが多いのですが、そのためにはリアキャリアが必要です」

と、いう具合なのだ。すべてがユーザー本位で作られているのがbeyondのパーツだ。そして、ユーティリティ面だけでなく、パフォーマンスアップにも手抜かりはない。注目のマフラーは、最新のデザインを取り入れた“思わず欲しくなる”1本。ここで紹介しているものだけでなく、ヤマハ YB125ST、エアロックス、NVX、キュービックス、FZ25などがラインナップ。Chopsで取り扱っている車種は、ほぼ網羅されている。他にbeyondはアジアンバイクのパーツが充実、詳しくはChopsのwebページでチェックして欲しい。

インドのバイクメーカーBajajのライトウェイトスポーツPULSER RS200用のスリップオンマフラー ブラックカーボンサイレンサー(税込価格4万8,578円)。スパルタンなカーボンシェルのサイレンサーに、スタイリッシュな三次元形状の削り出しテールエンドを採用。

Bajaj RS200用のスリップオンマフラー ステンレスサイレンサー(税込価格3万7,584円)。コンベンショナルなラウンドタイプのサイレンサーは大口径で迫力十分。フルスレンレス製で耐久性も確保。バッフルと専用取り付けステーも付属している。

人気の125ccクルーザー スズキGN125H用ステンレス フルエキゾーストマフラー(税込価格2万6,978円)。質感に優れ、高い耐久性を誇るフルステンレス製。フルエキゾーストシステムながら、手に入れやすいリーズナブルな価格を実現。

貼り付けるだけで、NAVI110をレーシーなイメージに生まれ変わらせるデカールキット(税込価格1万3,932円)。デザインは他にも選択可能で、リムテープも付属する。

リア周りを軽快に演出するNAVI110用フェンダーレスキット(税込価格7,538円)。ウインカーは純正品が装着可能で、ナンバー角度のアジャスト機能付き。

カスタム心をくすぐる、タックロールタイプのNAVI110用 シートレザー(税込価格1万9,440円)。受注生産品なのでオーダー制作が可能。ノーマルのレザーと張り替えることで、マシンの高級感を大きく引き上げる。

一見すると、フォークのアウターがアルマイト加工されているように見えるが、じつはデカール仕上げ。これもbeyondのパーツで、NAVI110 フォーク用デカールセット(税込価格1,609円)。

INFORMATION

住所/大阪府高槻市緑が丘1-13-3
電話/072-691-1155
営業/10:30-19:00
定休/水曜、第1・3火曜
『beyond』は近畿圏に4店舗を構え、他にドゥカティとトライアンフのディーラーも展開するバイクショップグループChopsのオリジナルパーツブランド。同社の取り扱うアジアンバイク用を中心に、パフォーマンスパーツとドレスアップパーツをラインナップする。