
気軽にかぶることができるジェットヘルメット。しかし、気軽さに比べてかぶり心地や快適性はどうか、気になるところだろう。そこでここでは、快適性をも追求したTHHヘルメットの新作「T-560S」を紹介したい。全方位的なこだわりを見せる、すべてのライダーにおすすめできる逸品だ!
フルフェイスに比べて顔全体を解放するジェットヘルメットは、かぶりやすさが最大のメリット。その気軽さで、普段の通勤や買い物などで愛用している人も多いだろう。さらに視界が広いため、景色を楽しむツーリングに使用しているライダーも少なくない。つまりジェットヘルメットは、用途を選ばない万能選手的存在なのだ。
逆にいえば、だからこそ「気軽にいつでもどこにでもかぶって行きたくなるヘルメット」が優れたジェットヘルメットだということ。そしてTHHヘルメットが新たにリリースした「T-560S」こそが、そんな一品だと言えるのだ。
最大の特長は、アジア人の頭部形状に合わせた“アジアンフィッティング”を採用している点にある。THHは台湾のメーカーなので、アジア人にフィットさせるのはお手のもの。窮屈でなく、それでいてしっかり頭をホールドしてくれる。
さらにイヤーカップのスペースを大きく取ることで、長時間かぶっていても耳が痛くならない。チョイ乗りで使われることが多いジェットヘルメットだが、これならツーリング派にも最適だ。また、開閉式インナーバイザーも通勤通学からツーリングまで、シーンを選ばず快適に使用できるだろう。
ほかにも、着脱可能な吸汗速乾ドライ内装、素早い装着ができてストレスフリーなラチェット式チンストラップを採用している。まさにオールマイティーな万能ヘルメット、それが「T-560S」なのだ。
THH T-560S 1万9440円(税込・単色モデル)
頬までしっかりカバーしてくれる安心感や大きめのシールドによる防風性など、スタンダードに見えつつも、ディテールのあちこちに安全性や快適性への配慮が見られる。シャープなシルエットも見逃せないポイントだ。
耳が当たる部分のスペースを大きく取ったイヤーカップ。長時間ライディングでも耳が痛くなりにくい。また、頬までしっかりとパッドが当たっていて、オープンフェイスながらも高い安全性を確保している。
インナーサンバイザーを採用し、毎日の通勤から週末のツーリングまで、幅広く快適に使うことができる。大きめのシールドにも注目したい。
シールド先端は外側にエッジを立てることで、走行風の巻き込みを防止。不快な風の進入や風切り音を大幅に軽減してくれる。
チンストラップはワンタッチで着脱が可能なラチェット式を採用。着脱を頻繁に行なう街乗りなどでは非常に重宝する、細部にこだわった作りである。
ベンチレーションは帽体デザインを崩さないシンプルなものだが、効果的に走行風をヘルメット内に取り入れるスグレモノ。スライド部分も大きいので、グローブしたままでも容易に開閉できる。
※画像は試作品のため実際の商品とは仕様が異なる場合があります
低価格ながらも高いデザイン性と品質を誇る台湾発の世界的ヘルメットブランド。多くのライダーからの期待に応え、ついに2016年より日本総代理店として『THH JAPAN』が設立された。新モデルや新カラーなど、最新情報はオフィシャルサイトをチェック。