アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持する
メンテナンスサービスとは!?

コンフォートからスポーツまであらゆるシチュエーションに対応する2輪車用サスペンションプランド『アラゴスタ』は、開発・販売元である『モトテックLLC』が実施する独自のメンテナンスサービスで、高い品質を低コストで維持することができる。今回、製品を共同で開発するパートナーショップ『K-Ⅱプロジェクト』が、サービスファクトリー『トップライン』で受けたメンテナンスの研修プログラムに同行した。

サスペンションの状態に応じたメンテナンスを施し
性能を最高の状態で楽しむことができる

日本国内で企画、開発、セットアップしているサスペンションブランド『アラゴスタ』は、多彩なカスタムオーダーが可能なツインショック、バイクショップとパートナーを組んで共同開発されるモノショックをラインナップしている。コンフォートからスポーツまで、車種やユーザーのニーズに合わせて幅広いシチュエーションに対応。こだわりつくした独自のフィロソフィーが注目を集めている。それはメンテナンスやオーバーホールにも反映していると語るのは、開発・製造元である『モトテックLLC』代表の杉山祐一さん。

「サスペンションの性能は走行距離や使用環境、経年によって劣化します。定期的に状態に応じたメンテナンスをすることで、高い性能を維持することができるんです」

フロントフォークと異なり、リアサスペンションはオイル漏れなどが見られたら、ASSYごと新品に交換しなくてはならないと思っている人は少なくない。フルオーバーホールをすれば新品同様の状態まで回復することができるが、アタゴスタでは状態に応じたメンテナンスを施すことでコストを抑えている。フルメンテナンスの場合はツインショック1セット3万円から、モノショック1セット1万8,000円からという設定だ(価格は税別)。

今回は、サスペンションのサービスファクトリーである『トップライン』で、パートナーショップに向けたメンテナンスの研修プログラムを実施。開発した製品についてはもちろん、バイクの車種、ユーザーに応じたセットアップについて熟知したパートナーショップが、メンテナンスにも携わることで品質の向上を図っている。

「メンテナンスはオイルやシール類などの消耗品の交換はもちろん、ガスの充填にも対応します。国内ブランドだからできる、状態に応じたサービスを提供できるのが強みです。お客様にはサスペンションにもっと親しんでもらいたい、アラゴスタサスペンションの性能を最高の状態で楽しんで欲しいと思っています」

国産ブランドだからこそできるきめ細やかな対応

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

「特定のモデルを専門に扱うショップは、そのバイクに関する知識が豊富ですし、お客様から求められる性能についても熟知しています。メンテナンスサービスについても協力関係を築くことで、サスペンションの性能を最高の状態で発揮することが可能だと考えています」と語るモトテックLLC代表の杉山祐一さん。

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

アラゴスタサスペンションのサービスファクトリーである『トップライン』でメンテナンスのトレーニングプログラムを実施。トレーナーを務めるのは15年以上のキャリアを持つエキスパートの飯田信也さん。ZX-14R、ZZR1100用サスペンションの開発に携わったパートナーショップ『K-Ⅱプロジェクト』のスタッフが参加した。

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

オイルの状態をチェック。使用状況や走行距離、経年変化による汚れだけでなく、異物の混入などを確認。トレーニングで使用したサスペンションのオイルはキレイな状態。使用状況によっては汚れがひどくなると黒ずみ、金属粉や泡が混ざることも。メーカーの推奨するオーバーホールの頻度は、ストリートユースで1万5,000kmだ。

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

サスペンションに封入されているガスは、伸縮を繰り返すことによって抜けていく。メンテナンスでガスの充填、封入圧の確認をおこなう。圧縮されたガスが封入されているので、そのまま分解するとガスが噴出するため非常に危険。充填する際も、無理に行うと破損する可能性があるので、専門の知識と工具が必要だ。

アラゴスタサスペンションの最高性能を維持するメンテナンスサービスとは!?の画像

今回研修に参加した『K-Ⅱプロジェクト』の代表、北村宗光さん(写真中央)。実施したのはサービスファクトリーである『トップライン』の代表、大川清敬さん(写真左)。2輪用の開発、販売をしているのが『モトテックLLC』代表の杉山祐一さんだ(写真右)。それぞれの専門分野を結集することで、高い品質の製品が生み出される。

モトテックLLC

モトテックLLC

住所/静岡県静岡市清水区村松624-38
電話/054-335-8190
FAX/054-340-3242
営業/13:00-22:00
定休/不定休

日本発のバイク用サスペンションブランド『アラゴスタモーターサイクルサスペンションシステム』は、オランダのトラクティブ社製ダンパーに日本のスウィフト製スプリングを組み合わせ、モトテックLLCが開発・発売している。さまざまな車種、仕様にも柔軟に対応し、多彩なセッティングを可能にしている。