【バイク保管の予備知識】愛車を永い眠りから起こすために 走り出す前にしっかり点検整備

掲載日:2017年01月19日 特集記事&最新情報    

取材協力/丸中洋行DAYTONA  文・写真/モトメンテナンス編集部

長期保管中も密かに進行する劣化に逆らうことはできない。
エンジン始動即走行ではなく、念入りな点検整備を行いたい。

エンジンが始動したら、灯火類を確認してみよう。球切れはもちろんだが各スイッチの接点や電球ソケット部の腐食によって作動不良に陥っているケースも少なくない。

エンジンオイルは熱が加わらなくとも酸化が進むので、長期保管後は交換が必要だ。ブレーキフルードは水分で固形化するので、保管前に抜いておくと良い。保管後は交換だ。

タイヤの空気は自然に抜けていくので、長期保管後は確実に空気圧点検&補充を行おう。タイヤのサイドウォールやエアバルブのゴム部分も確認し、ヒビが出ていたら交換が必要だ。

チェーンやワイヤー、レバーなど油脂が必要な部分は、洗浄してから、グリスアップを行っておく。砂利やホコリなどをそのまま放置すると、摩耗を促進してしまうので注意したい。

湿式エアクリーナーのスポンジは経年劣化が進むとカステラのように崩壊してしまう。そのままエンジン始動するとエンジンに吸い込まれてしまうので、必ずコンディションを確認する。

バッテリーが完全に上がりきってしまった場合、いくら充電してもセルモーターを回す電力は得られない。まずはエンジン始動で調子を見たい場合などはモバイルタイプのジャンプスターターが便利だ。ツーリングに携行していくと安心できる。デイトナのコンパクトジャンプスターターは、手のひらサイズで原付からビッグバイクまで対応。スマホの充電もできるぞ!!※写真は旧モデルとなる。





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