
ミツオカグループでは名古屋店、堺店、大阪店、鈴鹿店に続く5店舗目のBMWモトラッド正規ディーラー「モトラッドミツオカ西宮店」を兵庫県西宮市にオープンした。大阪北部と兵庫県西宮市を繋ぐ主要道路である国道171号線沿いにあり、すぐ側には山陽新幹線が走っている。そんな都心近くにお店を構えたにも関わらず、その敷地面積はBMWモトラッド正規ディーラーの中でも国内トップクラスの広さを誇っており、展示台数の数が多いのはもちろん、一台一台の展示スペースに余裕があるため、全ての車両を360度好きな角度から眺めることができる。
売場は車両のカテゴリーごとに「Sport」「Tour / Roadster」「Adventure」「Heritage」「Urban Mobility」に分けられており、同じカテゴリーの車種同士で比較検討することができる。BMWモトラッドの現行ラインナップの新車販売はもちろん、認定中古車の販売も行っている。売り場には数台のみの展示だが、倉庫にも在庫しているため、希望すれば実車を見ることができるだろう。
カスタムパーツや純正アクセサリー、純正アパレルなどの取り扱いも多く、すでにBMWモトラッドの車両に乗っている方や、いつかはBMWモトラッドに乗りたいという人も気軽に入店することができる。さらにモトラッドミツオカ西宮店では2023年一杯、月替わりのオリジナルキャンペーンを実施中。2台同時購入でお得になる「ペア割」やオリジナルのサマージャンボ宝くじ企画、SNSフォローミーキャンペーンなど、独創性にあふれた楽しいキャンペーンばかり。
さらにモトラッドミツオカ西宮店では試乗に力を入れている。試乗車として10台以上を用意しているだけでなく、なんと試乗プログラムとして2〜3時間のロングライドを用意しているという。「せっかく試乗を希望していただいても、店舗の周りを走っただけでは渋滞する車の後ろにくっついてゆっくり走るだけで試乗時間が終わってしまい、何もわかりません。それならば高速道路に乗ったりワインディングを流したり、色々なシチュエーションで乗って、不透明な部分を無くし、納得して成約していただきたいと考えています」というのがモトラッドミツオカ西宮で店長を務める吉田治正さんのこだわりだ。
「Sport」カテゴリーの売場には若者に人気のS1000RRや、レーシングテクノロジーに裏付けされた最高のパフォーマンスを誇るMモデルも展示。
R18シリーズやR nineTシリーズが展示される「Heritage」カテゴリーは売場面積の約1/3を占有し、ラウンジまで作ってしまうほどの力の入れよう。
壁面には様々なモデルに装着可能なオプションパーツが展示販売されており、納車後のカスタムもイメージしやすくなっている。
「Adventure」カテゴリーにはパニアケースやハンドガード、エンジンガードなどメーカーオプションてんこ盛りの特選車も展示。
ライディングジャケットやブーツ、バッグ、Tシャツ、キャップなど、BMWモトラッドのロゴが入った純正アパレルもたくさん展示されている。
ズラリと並べられた試乗車はどれも準備万端。しっかり乗り比べてから購入することができるのは安心材料だ。
納車したお客様はセレモニールームで愛車と一緒に記念写真を撮ることができる。なお、こちらモデルになってくれたのは吉田店長。現在の趣味は愛車であるF800GS Adventureで林道ツーリングだと言う。
「僕は学生時代からずっとバイクが好きで、ツーリングで日本全国を旅しました。二輪に関わる仕事がしたくてBMWモトラッドの門を叩き、今年でもう16年目になります。以前はBMWモトラッドのお客様は40代以上の方が圧倒的でしたが、今は20代の方や女性のお客様も増えてきました。当店のお客様第一号も女性の方だったんですよ。BMWモトラッドのディーラーというと、少し堅苦しいイメージがあると思いますが、バイクは趣味の乗り物ですから、僕は接客の基本はお客様に楽しんでもらうことだと考えています。特に若いお客様には同じ目線でフランクな言葉使いを混ぜ込んでいます。また、インターネットの普及によりスペックなどは予め調べて来るお客様が多いので、小難しい性能の話よりもツーリングの写真をお見せしたり、バイクにまつわる面白いエピソードを披露したりしています。
BMWの魅力と言えばやはり水平対向のボクサーツインエンジンです。以前、R1250 GSで四国の剣山スーパー林道を走った時、すごく感動したのを覚えています。当時僕はまだ大きいバイクで林道を走るのに慣れていなかったので、最初のうちはヒヤヒヤしながらアクセルを開けていたのですが、30分もしたら楽しくなってリアタイヤを滑らせながら走っていました。重心が低くて安定感がありますし、低〜中速のフィーリングとサウンドが最高なんです。サスペンションも高性能で、道が荒れれば荒れるほどボクサーツインの恩恵は大きくなると思います。まるで自分が上手くなったと錯覚させてくれました。
GSの水冷ボクサーツインは少しスポーティですが、R18の空冷ボクサーツインはさらにフィーリングとサウンドを楽しむことに特化したエンジンなんです。高性能でもないしパワーを引き出すエンジンでもない。R18は排気量が1800ccもありますが、最高出力は91馬力しかないんです。でも例え100馬力あったとしても普通の人には扱い切れません。それよりもゆったりとした大人の走りを体感してみていただきたいと思います。
当店は在庫の多さには自信があります。また、同じミツオカグループのBMWモトラッドディーラーが4店舗ありますから、そちらから取り寄せることなども可能です。お探しのモデルがありましたら是非一度ご相談ください」
今でこそアドベンチャーモデルのGSシリーズや、スーパースポーツのSシリーズのイメージが強いBMWモトラッドだが、実は最初に作られたモデルはクルーザータイプだった。今からちょうど100年前の1923年に発売されたR32というモデルで、現在のR18はその復刻モデルと言っても過言ではないのだ。モトラッドミツオカ西宮店の壁面にはR32とR18の100周年記念モデルが並んだ写真も展示されていた。
人気のHeritageモデルR nineTシリーズもR12 nineTへと生まれ変わることが発表されており、これからもBMWモトラッドのHeritageカテゴリーから目が離せない。
さらに取材時にはR18の特別カスタムモデルが2台展示されていた。まずこちらは燃料タンクをはじめとしたボディにオリジナルペイントを施し、サイドバッグを装備、チョッパーハンドル化したR18カスタム。
もう1台はこちら。アクラポビッチのマフラー、サイドカバーやシリンダーヘッドにカーボンカバーを装着、シングルシートとクロームホイール、ミラー、ハンドルバーなどなど、いじっていないところを探す方が難しい。
より快適に、より優雅にツーリングを楽しめるR18 Transcontinentalも在庫展示。
「Heritage」モデルに適したアパレルやカスタムパーツの展示も。車両とともに特設コーナーが作られているため、イメージが湧きやすい。
モトラッドミツオカ西宮は店舗が大きいだけでなく、端々に様々な気遣いが感じられる。エントランスはまるで四輪のディーラーのように豪華で、屋根付きの二輪駐輪場が完備されており、買い物中に突然雨が降り出しても慌てずに済む。駐輪場の壁にはEV充電用のケーブルが設置されており、CE04など電動モデルのオーナーのことも考慮されている。さらにその隣にはセルフ洗車場も用意されていて、モトラッドミツオカ西宮で車両を購入すると無料で使用することができる。アパート暮らしの人や自宅に洗車機を持っていない人には嬉しいサービスだ。
さらに世界中のBMWモトラッドの中で厳しい審査に合格した人にしか与えられないという「テクニシャン」の称号を持つメカニックや、業界歴の長いベテランメカニックも在籍しているため、2バルブ時代の空冷エンジンのような古いモデルにも対応可能だ。
兵庫県東部にお住まいの方や気になるモデルがある方は、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか?
エントランスに用意された屋根付きの二輪駐輪場。突然の雨でも安心してバイクを置いておくことができる。
駐輪場の壁にはEV充電ケーブルが設置されており、電動モデルCE04/CE02を充電することが可能だ。
モトラッドミツオカ西宮店だけでなく、ミツオカグループでバイクを購入するとセルフ洗車スペースを無料で使うことができる(一般の方は有料)。
広く清潔な作業ピット。現在は4名のメカニックが在籍しており、BMWモトラッドに認められた「テクニシャン」の称号を持つスタッフや、ベテランスタッフもいる。
若手スタッフもしっかり育ってきている。モトラッドミツオカ西宮店は全9名で元気に営業中だ。