真夏の8耐の開催など、日本におけるモータースポーツの聖地的な存在ともなっている鈴鹿サーキット。そこから発せられ響かせているマシンのエキゾーストノートも聞こえる位置にあり、通称『サーキット通り』に店舗を構えているのがモトラッドミツオカ鈴鹿だ。オープンしたのは2016年11月だが、それ以前のモトラッド鈴鹿を継承しており、長い間に培われたBMWバイクに対する豊富なノウハウをも持ち合わせている。
モトラッドミツオカグループの一角であり、そこから得られるメリットも大きい。バイク選びから始まり、納車、そしてアフターまでと安心して任せられるのは言うまでもないだろう。選択段階では、ほとんどの現行車のラインナップをショールームで見ることが出来るため、例えばオンロードモデルであれば、RSとRTのような比較も目で見て確かめられ、それぞれの特色なども教えてくれるのだ。さらには、実際に乗って確かめることも可能だ。試乗車は常時7〜10台ぐらいは用意されており、その時々で車両は入れ替わっているが、全カテゴリーで1台ずつはスタンバイしているとのことである。
購入するモデルが決まると、ここでもモトラッドミツオカグループ店での強みが活きてくる。なぜなら保有している在庫は4店舗分相当!! すなわち、希望するモデルやカラーリングなどが即納体制に限りなく近いのだ。在庫車両の豊富さに関しては、中古車も同様だ。モトラッドミツオカ鈴鹿自体はスペースの関係でタマ数は決して多くないが、その部分は他のグループ店でフォローしあっているのである。
イベントの展開にも積極的だ。土地柄を活かした(!?)鈴鹿サーキットの走行会を始めとして、ツーリングやオフロード走行など幅広いユーザーが楽しめる内容が企画されている。それらは随時同店のSNSで発信されているので、マメにチェックを。また、LINEを使った問い合わせや商談などにも対応している。
「BMWバイクの買い取りも強化していますので、売るだけでも大いに歓迎です」と店長の岩間さん。国内に3人しかいない認定アクセサリーアドバイザーの肩書きを持っており、純正ウエア類の豊富さも同店の特色の一つといえるだろう。
店内はBMWのCIに基づいたもの。さまざまな排気量や、オンロード、あるいはアドベンチャー系などといった、その時々のラインナップが展示されており新たなオーナーを待つ。
奥から入り口方向を臨む。道路に面した窓は大きく、また店内も白を基調としているため明るい。最寄り駅は伊勢鉄道伊勢線の鈴鹿サーキット稲生で、その徒歩圏内にある。
中2階は純正ウエア類の展示がされており、また車両のメンテナンス時などの来店者の待ち合いスペースにもなっている。
試乗車は7〜10台ほどを常時用意。基本的な試乗時間は30分ほどだが、郊外のため走り処は多い。あらかじめ相談すれば、もっと長い時間や高速を使った試乗、自宅の駐車場所での収まり具合などを確認することも可能だ。
スペースの関係で中古車の展示、在庫は多くはないが、そこは他のグループ店でのフォローがある。タイミング良く『出物』に巡り会えれば、それもまた始まりとしては楽しい。
店長の岩間雅司さん。BMWモトラッドに携わって22年の経歴を持っており、国内には3名だけの認定アクセサリーアドバイザーの肩書きも。
営業の川上徳之さん。以前の愛車はRnineTだったが、取材時には次を模索しているとのことだった。
鈴鹿サーキットなどのクローズドコースを使った試乗会や、オフロードコースの走行会、さらにツーリングなどのイベントも折々で開催されている。それらの情報は同店のSNSで随時発信されているので、そちらもマメにチェックしておきたい。