掲載日:2017年07月07日 トピックス
取材・撮影・文/野呂瀬 悦史 取材協力/キムコジャパン
レースクイーン(AKガール)による花道でバスで到着したオーナーを歓迎。その華やかさは予想をはるかに超えるもの。ちなみに気温は35度以上。いろんな意味で激熱だ。
2017年6月24日、台湾南部にある大鵬湾国際サーキットでキムコのプレミアムスクーターAK550の100台一斉納車イベントが行われた。会場には車両購入者100名に100台のAK550。さらに各車1名づつレースクイーン(AKガール)が付くという華やかさ。今回はそんな納車式典の様子をお届けしよう。
イベント参加できるAK550オーナーは、台湾国内での受注先着順の100名。ただし、事前にイベントへの参加辞退者がいた場合は、先着順で繰り上げ当選となったようだ。AK550は台湾における大型バイクのカテゴリーに入るため高速道路の一部が通行可能だが、それでもイベント会場で車両を受け取ったあと帰宅するとなると、住んでいる地域によってはタフな道のりになることもある。例えば台湾の首都でもある台北市在住ならば、大鵬湾国際サーキットまでの距離は約400キロ。東京からだと仙台を少し超える距離感となるのだ。
しかし、それでもオーナーたちは会場に集まってきた。AK550オーナーとなったライダーたちの声は次回レポートで改めて紹介するが、すでに数台の大型バイクを所有している熟練ライダーに加え、「AK550が初めての大型バイク」と語る若い世代もかなりの人数を見ることができた。
これまで、台湾での大型バイクは輸入モデルが大半を占めていた。それ故に、台湾のライダーにとっては高嶺の花といった存在であり、だからこそ大型バイクは富裕層の娯楽でしかなかった。しかし、今回登場したキムコのAK550は、そんな台湾のバイク事情に新しい風をもたらした存在となったのである。
01招待されたのはオーナー1名。同行者がいる場合は、同行者の費用(食事・宿泊など)は、オーナー負担となる。それでも家族や恋人と一緒にイベントに参加している人が多かった。
02レースクイーンの花道なんてめったに見れないだけに、取材陣も興奮ぎみに撮影していた。
03レッドカーペットを歩く二人。男性のカードに記されている「71」がオーナー番号。女性は「来賓」カードのため同行者ということがわかる。
04レッドカーペットで出迎えている時はランダムだが、AKガールにも番号が振られている。この番号がオーナー番号と一致するわけだ。右腕の番号がそれ。
05体感的には40度を超えていそうな暑さの中で、汗もかかないプロフェッショナルぶり。
06レッドカーペットを抜けて受付を済ませた後は、昼食へ。建物外にはヘルメット置き場が用意されていた。
07遠方のオーナーは早朝から移動してきた人もいるため、昼食サービスはうれしい気配り。
08昼食後、巨大テントの下に設けられたステージでイベントスタート。こちらはAKガールとは異なる地元のダンスユニット?
09ダンスで会場が温まった後は、AKガールがAK550の鍵が入った黒いボックスを手に入場。
10女性から鍵をもらうというのは、男子諸君にとって、名誉なことなのである。
11100人のAKガールが観客席の両サイドを挟むという圧巻の風景。
12主催者挨拶。一番手はキムコの管理部部長のウー・カンテイさん。「AK550はキムコ50年間の技術の集大成であり、より安全、より安定、より安心できる製品としてお客様にご提供するものです」。
13続いて、キムコの国内営業部長のトウ・コウキさん。「この数年間、輸入車だけでなく国産車も台頭し、多くの強力なライバルが出現しました。キムコにとってこのライバルに対抗する為の武器がAK550です」。
14まずオーナー番号001から010がステージに上がる。左端のキムコの技術副社長であるシェ・フォンシャンさんによって鍵が渡されていった。
15自分が購入したバイクが納車されるのは当たり前のことではあるが、今回のような演出を加えることで、これまでに乗ってきたどのバイクよりも記憶に残る納車になったにちがいない。
16一番最初に鍵を手にした「001」のオーナーは、4ヵ月前の台湾での発表直後に予約したという。左胸のKは、キムコのKということにしておこう。
17鍵を受け取ったオーナーたちは、AKガールと共にステージ裏から自身のバイクの元へ。
18AKガールと、なんだかいい雰囲気になってるオーナーも、チラホラと……。
19男性オーナーのためのイベントに見えるが、彼女随伴のオーナーもかなりの数を確認できた。しかも、彼女さんのほうも結構楽しんでいる様子だった。
20こちらが100番目のAKガール。どんなオーナーに鍵を渡したのだろうか。
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