掲載日:2010年12月07日 フォトTOPICS
取材・文/バイクブロス×ケニー佐川 撮影/ バイクブロス×マガジンズ編集部 取材協力/コネクティングロッド
一見すると左右6灯に見えるが、一番上からウインカー、ポジション、ヘッドライトの順。LOとHIは左右切り替え式で、常時点灯ではなくスイッチでライトオンになる。
イタリアは日本と並んで多くのメーカーを擁するバイク大国だ。ドゥカティやモト・グッツィ、アプリリアは言うに及ばず、ベスパ、ピアジオ、アディバなどスクーターでも世界にその名を知られるブランドが数多くある。その中のひとつ、マラグーティはバイクの街としても知られるボローニャ郊外に本拠地を置くスクーターメーカーだ。第2次世界大戦後に自転車製造から出発したマラグーティは、職人気質を感じさせるお洒落で個性的なデザインが特徴である。今回ご紹介する「ブログ ルーフ160ie」はユニークな屋根付きスクーター。大きな風防と屋根、本格的なワイパーを備えることで、雨天や風、夏の日差しなどからライダーをプロテクトし、快適なライディングを実現するものだ。バイクの機動力にクルマの快適性を取り入れた、新感覚のコミューターの実力をチェックしてみたい。
今週公開の試乗インプレッションに先立ち、今回はブログ ルーフ160ieのディティールをフォトトピックスでお届けしよう。
01乗り降りが楽なフラットタイプのフロア。斜め前のフットレストにも足を伸ばせば、長距離移動などでも楽なポジションになる。
02上質感の漂うシートは本革のテイストで仕上げたビニールレザー製。比較的スリムだが滑りにくい表面加工でホールド感もいい。
03ポリカーボネイト製のウインドスクリーンは視界良好。ワイパーはクルマ並みにしっかりした作りで、左手のスイッチで作動する。
04ルーフはブラックカラーの樹脂製。スチールパイプの支柱には万が一の衝撃を吸収するウレタンの緩衝材が巻かれている。
05FI装備の水冷4スト単気筒154ccエンジンは13.7psを発揮。駆動方式はスクーターでは一般的なCVT自動遠心クラッチ+ユニットスイング式。
06フロントはφ225mmディスク&片押し2ピストン1キャリパー、リヤはφ220mmディスク&片押し1ピストン1キャリパーを採用。
07リヤショックはプリロード5段階調整式のツインショックアブソーバーを装備。スプリングは不等ピッチで乗り心地はしっかりめ。
08シート下にはMOMOデザイン ファイターを2つ収納可能。シールド付きのジェットヘルだとギリギリ入らない。センターに燃料タンク、後方にソケット型電源を装備。
09屋根を支える支柱の取り付けステーを兼ねるリヤキャリアには、オプションでリヤトップケースを装着できる(写真はベース)。
10リヤトップケースを取り付けた状態。フルフェイスでも楽々収納できるスペースがある。これ以外にも金属製の大型業務用リヤキャリアも装着可能。
11ヘッドライトの点灯と連動してブルーバックの照明が浮かび上がるメーターパネル。速度計はkm/hとマイルの両方で表示。右は水温と燃料計。
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