掲載日:2026年08月05日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス

ヤマハ・マジェスティに対抗するべく、ホンダが初代フォルツァ(MF06型)を登場させたのは2000年3月のことだった。その後2003年10月に第2世代(MF08型)にモデルチェンジ。そして、2007年10月に第3世代(MF10型)が登場。2013年6月に第4世代(MF12型)、2018年3月に第5世代(MF13型)が発売され、現在は形式をMF17型まで進化させた第5世代が、継続販売されていることになる。
今回紹介する車両は第3世代のMF10型で、ビッグスクーターブームが落ち着きを見せ、結果的に終焉へと向かっていったその時代をリアルタイムで体験した型式となる。大人気だった第2世代(MF08型)と比較すると、社外パーツの製品化が多くなかった。しかも、劇的な進化を遂げたとはいえ、車体価格が最安値グレードのフォルツァXでも税込みで65万1000円と、当時の経済的な価値からみると250ccクラスとしては高額と感じる価格設定となっていたこともあり、ブーム終焉と重なったことで販売台数も伸び悩んだのも事実だった。

そんな車両を、発売当時から好んでカスタムのベースとして活用していたのが、大阪のゴッティだった。フォルツァ特有のグラマラスなデザインを活かして、エアロを使ってさらにボリューム感を高める。もちろん足回りはローダウンを施して、ロングホイールベース化。そして、そのロー&ロング化されたスタイルをベースに、同店が得意とするカスタムペイントを施す。さらに、4輪ホイール装着を多用しなかったことで、同業社との差別化にも繋がり、これがライトカスタムからハードカスタムへと移行する、中間層のユーザーの心を掴む要因ともなっていた。
同店は、創業当初よりこのラグジュアリー感溢れるスタイルを信条としていたが、あれから20年ほどの時間が経過しても、その姿勢が揺らぐことは一切ない。誰が見てもGOTTYの車両であると分かる唯一無二のセンスは健在なのだ。

ノーマルのフロント部は高さにボリュームを感じるデザインだが、スクリーン部をカットしたチョップフェイスと、アイラインをシャープに表現するデザインを取り入れたことで、ワイド感が強調されたフェイスに変貌。ヘッドライトはワンオフでLED化。サイドエアロの2本のフィンが、ゴッティの特徴でもある。

リアスポイラーとリアサイドのアンダー部にもエアロを装着することで、リアのボリューム感を増大。ロングホイールベース化によりリアホイールをここまで延長しているが、低さと長さのバランス感が両立されているため違和感無し。また、ホイールもこの車体のイメージカラーであるメタリックブルーに仕上げているため、全体のまとまりの良さも強調されている。

シートもボディカラーに合わせて鮮やかなブルーを選択。サイドのパイピングだけスカイブルーに変更し、センターにもホワイトのラインを入れることで、シート特有の重量感を見た目で軽減。しかも、純正シートを踏襲したスタイルというのも、実用性を重視した造り込みであることが伺える。

車両のボリューム感に合わせて、マフラーも2本出しへと変更。装着位置にこだわることで、真横からのスタイルは1本出しに見えるのがポイント。

フロントには、ホイールサイズに合わせた大径ウェーブローターを装着。ホイールはメタリックブルー、キャリパーはスカイブルーと同じ青系でも色味を変えることで、足回りのカスタム感をより強調している。

ハンドル周りはオールメッキとブルーペイントで統一感を意識。スピーカーのアウターもブルー&ホワイトに染めるなど、徹底したイメージカラーの統一が、完成度の高さの理由でもある。








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