掲載日:2021年08月25日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
2012年1月に紹介したGOTTYが製作したマットブラックのマグザム。ノーマルエンジンのままで4輪化を可能にした画期的なキットが登場したことで、巷では話題になった。そのキットを使用したマグザムがGOTTYでは多数生み出されており、この青い車両もその1台となる。基本的にはリア15インチ化でワイドタイヤを装着。それに合わせるように、車体全体も限りなく低いデザインに仕上げ、均整のとれたロー&ロングを目指した。これまで様々なマグザムのスタイルが生み出されてきたが、最もポピュラーに作れるハードマグザムは、これと言っても過言はないだろう。
こちらのマグザムは、GOTTYが得意とするグラフィックが採用されている。フロントフェイス、インナー、リアカウル、FRPシート、そしてサイドアンダーカバーなど。こういったグラフィックの有無も車両全体のイメージ作りには重要で、よりハードな雰囲気に見せてくれるものなのだ。
ノーマルの優れたデザインはそのまま残し、できるだけハードに攻める。それを実現してくれるこの4輪キットは、ここから長年に渡って定番化していくことは間違いない。
GOTTYシャークマスクに描かれたオリジナルグラフィック。キャンディブルーの美しさと盾(シールド)を思わせるオリジナルデザインが、車両の迫力を増幅させている。サイドカウルは装着されていないが、そこに埋め込まれたウインカーや電飾類は強烈な光を放つ。
FRPシートは前後一体タイプだが、ライダーの乗車型はプチバケット風、後端は大きなリアスポイラー風にデザインされている。この乗車面にも惜しげもなくグラフィックを入れてあるのが潔い。このリアカウルはGOTTYの4D9マジェスティ用だが違和感なくフィットさせていることにも注目。
GOTTYオリジナルのキットを使うことで、片持ちによる4輪化を実現。こうすることでホイールディスク面がしっかりと見えるため、ドレスアップの観点からも非常に重要な意味合いを持つ。15インチというサイズは、このキットでの最大にしてバランスを考えたら最良のサイズ感と言えるだろう。
ロングホイールベース化したことでボディ下部の空間が気になるところだが、GOTTYではこのサイドアンダーカバーも用意。マフラーカバーも兼ねており、シャープなデザインがマグザムに違和感なくフィットする。オーディオスピーカーの位置も必見。
ハンドル周りはシンプルにメッキで統一。しかしスイッチ部分を赤く統一するなど、さりげないアクセント作りにも気を配っている。足元に見える丸い物体は電飾パーツで、通常であればオーディオボードとして活用される部分を、電飾ドレスアップ素材として流用したGOTTYならではのアイデアだ。
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