掲載日:2021年06月09日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY 取材・写真・文/ガスグラフィックス
225サイズのリアタイヤとそのサイズに違和感なくバランスさせたリアカウル周り。オリジナルキットパーツの開発により、マグザムではまだ珍しかった4輪化を、しかもエンジンスワップせずに可能としたのが大阪のGOTTYだ。スクーター好きであれば、誰かしらは考えたであろうこのアイデアをいち早く取り入れたことで、4輪スタイルに憧れるユーザーからの評価が、また一つ上がったことは言うまでもない。
今回のマグザムは、GOTTYが得意とするクルマの各カテゴリーの雰囲気を、ビッグスクーターへと落とし込んだもの。モチーフにしたのはイタリア製の某スーパーカーメーカーであり、特にそのメーカーの最高峰である、ハイエンドスーパーカーが持つスポーティさや品のある威圧感を随所に表現している。基本的なパーツ構成は、同店のオリジナルやワンオフによって製作されたものばかり。しかし、カーボンの見せ方や他では見ることのできないワンオフ電飾といった部分に、GOTTYの真骨頂が現れている。
自分がどんなスタイルでビッグスクーターを楽しみたいのか? そのアイデアは、無限のようでいて実は表現の幅が狭いことに、この世界に足を踏み入れた人ほど実感するはず。そんな悩みについて、様々な経験値に基づいて答えを導き出してくれるのが、こういったプロショップの存在なのだ。
14インチであれば、車体全体が低いマグザムとのバランスも良し。これによりロングホイールベースが強調されるが、GOTTY製リアカウルを使用すればその長さのバランス感も解消される。なお、このリアカウルはロングバージョンで、ショートバージョンも存在する。
リア後端を上部から見るとこの通り。リアカウルのおかげで225というタイヤサイズでも違和感なし。このスタイルを目の当たりにしたら、多くのマグザムユーザーがここに憧れるのも充分理解できる。
タイヤとリアカウル周りのバランス関係は、マフラー横に追加されたリアアンダーカウルも影響している。このオリジナルエアロを装着することで、車両全体の雰囲気をワイドにし、トータルでのバランスを整えている。丸い3連のレンズはオリジナルのストロボだ。
ハイエンドスーパーカーの雰囲気を表現するために、シートやカウルの一部分にカーボンをあしらった。フルカーボンにせずワンポイントのみで活用しているのが重要。このシート部分のアイデアは、スポーティスタイルにも活用できそう。
インナーカウル部に鎮座するオリジナル電飾。従来であればオーディオボードとして活用される個所に、大胆に電飾を埋め込むのもGOTTY流。
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