掲載日:2021年01月06日 プロが造るカスタム
取材協力/GOTTY
取材・写真・文/ガスグラフィックス
43スカイウェイブのエンジンを流用する4輪化の流れに、一矢報いる驚きのキットが登場した。それは、マグザムエンジンのままで4輪化を実現するというもの。この画期的なパーツを生み出したのは、あの大阪のラグジュアリースクーターショップ、GOTTYだ。
約2年前に紹介した赤いマグザム=ジェロージアは43スカイウェイブエンジンをスワップ。その後、2020年に紹介した紫のミューラルマグザムでは、マグザムエンジンでの4輪化をワンオフで製作と、GOTTYはヤマハ・マグザムをベースとした4輪化に精力的に取り組んできた。この過程を経てテーマとなったのが、「ワンオフではなくキット化」すること。一部のユーザーにしか手に入らないハードカスタムではなく、その敷居を下げることに努力した結果が、こうしてようやく形になったのだ。
過去記事と見比べてほしいが、ミューラルマグザムでは右側にスイングアームが存在していたが、このキットは完全片持ち可で製品化。これにより、美しいホイールディスクをしっかりと見せることが可能になった。車両の完成度を高めようとしたら、やはりディスク面をしっかりと見せつけることが何よりも重要。そのためにバランスと強度を保つためのテストを繰り返し、製品化にこぎつけたのだ。このキットのおかげで、今後のビッグスクーターハードカスタムの勢力図が変わることは間違いない。この画期的な商品を試したいユーザーは、GOTTYへお問い合せを。
GOTTYと言えば、このオリジナルペイントが代名詞。トライバル風デザインをベースにした複雑なグラフィックと、息を飲むような美しいペイント技術もGOTTYの専売特許。実際、これに憧れるユーザーも多い。
リア4輪化に合わせるように仕上げられたリアカウルは、シグマスパイダー製4D9マジェスティ用を流用し、ワンオフ加工にてマグザムに装着。薄いワイドボディとエッジ感が強調された独特のデザイン、そしてこのペイントの存在感は圧巻。
マグザムエンジンによるリア4輪化を、キットとして製品化。15インチ、195サイズのホイールを装着できるのが魅力。右側にスイングアームが無いため、自慢のホイールディスクが隠れることもないのがポイント。
異型六角形デザインが特徴のカーボンサイレンサー。直線が多いマグザムには、こういったスタイルが非常に似合う。
GOTTYと言えば、もうひとつ注目されているのが各電飾システムだ。ボディを加工しそこに光源を埋め込むなど、手間がかかる作業も惜しまない。
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