ライトなスタイルでもマグザムをゴージャスに見せる

掲載日:2020年01月22日 プロが造るカスタム    

取材協力/GOTTY
取材・写真・文/ガスグラフィックス

ライトなスタイルでもマグザムをゴージャスに見せるの画像
ヤマハ マグザム(GOTTY)

大がかりなカスタムはあえてせず
各部を丁寧に、かつオリジナリティを出して表現

前回の記事で、GOTTYの独創的なスタイルをご紹介したので、今回も同店だからできるライトカスタムのマグザムを紹介したい。

ローダウン&シンプルなロングホイールベースと、各エアロ装着でまとめたこちらの車両は、カスタムベースとして素性のいいマグザムだから成せるスタイルだ。しかも、ライトなスタイルでもラグジュアリーに表現できるテクニックに長けた、GOTTYならではの表現方法とも言える。

ライトなスタイルでもマグザムをゴージャスに見せるのカスタム画像

特徴的なのはフロントフェイスだ。シートと同様の表皮を使い、本来のフロントフェイスとはだいぶ違った、大人な顔回りを獲得した。大胆なグラフィックを施すことだけが、このお店のセンスではない。こうしたシックな雰囲気を得るためのアイデアも豊富であり、完成させる車両全てに、それぞれの個性を演出してくれるのが魅力なのだ。

資金力を必要とさせるハードカスタムにいきなり飛びつくのではなく、こういったハードルが低く、かつ高級感を損なわないスタイルこそ、ビッグスクーター初心者にぜひともチャレンジしていただきたい。

詳細写真

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最も印象的なフロントフェイスは、シートと同様の表皮で製作した。FRPやペイント、造形などで作られるフェイスもかっこいいが、こういったオリジナリティを出した表現方法は見習うべきものがある。

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そのフェイスと同デザインが採用されたフラットシート。この記事中で紹介する車両では、フラットシート=FRPが圧倒的だが、乗り心地を考慮するとやはりこちらの方がベスト。表皮の肉厚感が出過ぎないように、車両と一体感が出るように限りなく薄く作られていることもポイント。

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漆黒の車体を際立たせるために、各部にはメッキを多用する。ハンドルまわりは、そのための重要ポイント。スクーターカスタムの創世記で大流行したこのメッキ技は、いつの時代でも重宝する定番手法となっている。

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フロントホイールはノーマルのまま。しかし、スポークをシルバー、リムをレッドに塗り分けしたことで高級感が増している。しかも、スポークとリムの設置部分をエッジ感が出るようにデザインしているため、ノーマルでも充分に映えるビジュアルに変化した。

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ビッグスクーターでは逆に珍しい、真円タイプのカーボンサイレンサー。このシンプルなデザインとサイズ感がライトカスタムのマグザムには最適。GOTTYオリジナルロゴも、ファンにはたまらないはず。

カスタムポイント
  • ●フロントフェイス…GOTTYワンオフレザーフェイス ●リアカウル…SIGMA SPIDER  ●シート…GOTTYワンオフシート ●マフラー…GOTTYワンオフ ●エキパイ…GOTTY特注エキパイ ●グリップ…ドミノ ●サスペンション…前後ローダウン ●フロントキャリパー…BREMBO ●ヘッドライト…GOTTYサイドHID&クリアレッドライト  ●その他…ロングホイールベース、メッキ加工

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