掲載日:2019年04月17日 プロが造るカスタム
取材・写真・文/ガスグラフィックス
取材協力/インターセプト
ビッグスクーターのハードカスタムが、今のようなエンジンスワップ&4輪ホイール装着というスタイルになる前の時代は、ワンオフフレーム加工によるロングホイールベース化とエアサス装着が、ハイエンドなスタイルだった。それに、人気のエアロパーツをまとえば、誰もがスクーターカスタム界のヒーローになれた時代が、確かにあったのだ。
パープル&ブルーに彩られたこのフォルツァに惹かれるユーザーたち。そんな貴方たちこそが、ビッグスクーターブームの過渡期を経験してきた強者共に違いないだろう。
フロントとサイドのエアロはカムストック。リアスポイラーはフリーダムをセレクト。均整のとれた太さと長さが印象的なマフラーはホットラップ。美しくメッキ加工された純正ホイールに、フロントホイール左側には、同じくフリーダム製スピナーを装着。そして、この全体のフォルムを形作るのに重要な、ワンオフによるフレーム加工と、スクーター業界でエアサスブームを巻き起こした、マッドスピード製マッドホッパーを採用している。このパーツ群はすでに、今では入手が難しいアイテムばかり。当時の大人気パーツのオンパレードなのだ。
猫も杓子も4輪化。このスタイルが定着し、早10年以上もの時間が経過するが、一過性のブームが落ち着いた今だからこそ、このフォルツァのような激シブなパーツセレクトと車両作りが、注目を集めやすいのかもしれない。
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