掲載日:2019年03月06日 プロが造るカスタム
取材協力/バイクショップ導楽(TEL 099-204-7744)
取材・写真・文/ガスグラフィックス
ブーム到来の遥か昔。1986年にホンダ・フュージョンは発売開始されている。二人乗りを快適に楽しむためのクルーザースタイルとして生み出され、デジタルメーターなど最新技術が導入されていた。その後、16年に渡るロングセラーを続け2001年に生産終了となったが、当時のビッグスクーターブームの人気のおかげで、2003年から再販開始。2007年に再び国内仕様の生産販売が終了したのだった。
今回バイクショップ導楽がカスタムしたこの車両のベースとなっているのは、再販以降のモデル、フュージョンタイプXとなる。ショートスクリーン、カバーレスハンドル(通常のメッキハンドル)、タンデムシート用バックレストを装備。
さらに、純正色として通常色に加えて、ピュアブラック、パールシーシェルホワイト、キャンディタヒチアンブルーという3色を設定。オシャレ感をさらに高めた仕様だったのだ。
フュージョンのデザインのポイントは、アメリカなど世界各国でも発売するスクーターだったため、ノーマルの時点で二人乗りが快適なロー&ロングスタイルが採用されていたことだ。これがその後、ハードカスタムベースの素材として注目を集めるとは、当時のホンダ関係者は思いもしなかったことだろう。
この導楽による車両も、エアサス装着とフレーム加工により、見事な着地仕様が完成。そして外装には、ハーレーなどのチョッパースタイルをモチーフとしたキャンディブルーが美しいカスタムペイントを施した。フレームワークはクルマのトラッキンから、外装はチョッパーから。こういったジャンルミックスでカスタムが楽しめるのは、バイクの中ではスクーターだけなのだ。
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