掲載日:2018年07月04日 プロが造るカスタム
取材協力/トップモスト
取材・写真・文/ガスグラフィックス
流行とは罪なもので、注目されていたものは廃れてしまうタイミングがある。その廃れた場所に、一体どれだけ強い思いを持つ人が残るのか。その残った人たちだけで作られたものこそが、本当の意味での文化=カルチャーに育つのではないかと思う。
現状のビッグスクーターカスタムというジャンルは現在その状況にある。流行り廃りを経験してもなお、乗り続けるユーザーこそが、本当の意味でこのジャンルの伝道師なのだ。
ここに紹介するスカイウェイブは、正にビッグスクーターカスタムブームの生き証人とも言える1台。一人のオーナーによって、10年以上にも渡って乗り続けられている貴重な車両なのだ。
カスタムポイントを御覧になっていただければわかるように、様々なブランドのパーツをミックスしながらも自分の理想に限りなく近づけた構成となっており、過激なロングホイール化を施していないバランス感が、非常に魅力的である。
使われているパーツも、スカイウェイブに特化していたTECH GARAGE S4や、エアサスペンションの先駆けだったMAD HOPPERといった懐かしい製品が並んでいるのが印象的。今の時代では、自分の愛車に装着されているパーツがどのブランドなのかも分からないオーナーも多いようだが、パーツセレクトも含めオーナー自ら知恵を振り絞って、プロショップと共に造り上げた結晶であることは、このバランスだけで理解できるというものだ。
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