掲載日:2018年06月20日 プロが造るカスタム
取材協力/インターセプト
取材・写真・文/ガスグラフィックス
スズキ・ジェンマは、1980年代のバイクブームの際に生まれた第1世代と、2008年に250ccビッグスクーターとして発売された第2世代の2モデルが存在するが、ここに紹介するのは言うまでもなく、第2世代のジェンマだ。
搭載されているエンジンは同メーカ、スズキのスカイウェイブ(CJ44)のもので、2名乗車時の快適性を重視したロー&ロングスタイルが、一部のマニアから支持された車両だった。新車発売がビッグスクーターカスタムの人気が衰え始めた頃というタイミングの悪さや、ビッグスクーターにも関わらずメットインスペースが小さいという不便さ。また、異形ヘッドライトや流線形デザインが独特過ぎて、異端児のまま短命に終わったモデルだ。
しかし、ジェンマを使ったカスタムはライバルが少ないので、パーツラインナップの少なさを克服し、注目されるスタイルを造り上げれば、一躍有名車両になれることは間違いない。ジェンマは隠れた名車であるということを忘れないでほしい。
どこまでも真っ赤に彩られたこのジェンマは、大阪のインターセプトが手掛けた1台。外装やホイールといった定番パーツはもちろん、グリップ、ステップボードなど、とにかくド派手に赤一色でペイントされていることが、ジェンマの希少さと相まって、目立つスタイルに完成している。
なお、ノーマルの時点で美しいロー&ロングスタイルをうまく活用することが、ジェンマでハードカスタムを楽しむためのポイント。他のライバル車種では出せない雰囲気を演出することができるのだ。
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