掲載日:2018年06月06日 プロが造るカスタム
取材協力/弥生
取材・写真・文/ガスグラフィックス
現行TMAXのSJ15Jからノーマルでも倒立フォークが採用された。1型へ5型の流用は非常に珍しいが、純正品でも充分なポテンシャルを持つため、あとはセッティング次第で充分な性能を発揮してくれる。なお、ホイールは4型を流用している。
エンジンは4型となる530cc用を搭載し、独自のチューニングメニューを施してある。またベルト駆動を自社製品のチェーン仕様へと変更。決して一般的なチューニングではないと思われるが、こういったパーツとノウハウが揃っているのが弥生のすごいところだ。
カーボンフロントフェンダーの上部にあるデュフューザーのようなものは、現在開発中の試作品。こうしたパーツも含めて外装各部に対応するエアロパーツは、1型から現行車まで豊富に揃っている。
エキゾーストパイプとサイレンサーはマロッシをベースにチューニングを施してある。インジェクションコントローラーもマロッシ製を使用。エンジン、吸排気、そして足回りなど、完璧なセッティングに仕上がっている。
TMAX乗りにとってポピュラーなリアサスペンションはオーリンズ。そして次にビチューボと続くが、実は弥生もオリジナルサスペンションを古くから販売している。本体外装がブラック、またはシルバーカーボンとなり、車高調整量が約30mmずつアップ&ダウン可能だ。シート高が気になる人には、スーパーダウンパーツを装着し、約100mmダウンも可能。アンダーカウルはサーキットを走るためのオイル受けとして必需品。ストリートオンリーでは不要かもしれないが、サーキット走行を楽しみたければ必要最低限のマナーとなる。
あらゆる外装パーツは、全て弥生のオリジナルパーツだ。FRP、カーボン、シルバーカーボンといった材質の違いはもちろんだが、1型から現行車まで全ての型式に合わせて、驚くほどの多数のパーツがラインナップされている。それらの商品を全て書き記すことは不可能なので、興味がある方は弥生のホームページをチェックしてほしい。
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