掲載日:2018年05月30日 プロが造るカスタム
取材協力/バイクショップ導楽(TEL 099-204-7744)
取材・写真・文/ガスグラフィックス
基本的にはキャンディーレッドに彩られているのだが、サイドバイザーやアンダーのメッキ部分には近似色のペイントを施しすことで、独特の存在感を獲得している。このバンパーのメッキカラーは、バイクショップ導楽によるフュージョンカスタムのアイデンティティと言っても差し支えないスタイルだ。
ステップボード部分にもメッキカラーを採用することで、バンパー部分からの統一感が美しい。かつて北九州に存在していたクールライドが得意としたグラインダータトゥーを取り入れていたり、大阪のインターセプトが愛用するフェンダーミラーを独自にセッティングするなど、古き良き手法と新しい手法を巧みにミックスしているのが印象的だ。
ハードコアなフュージョン乗りに愛されるモトサービスマック製FRPシート。リアカウルをチョップド加工したことで、よりその低さと一体感が際立つ定番スタイル。
シンプルなハンドル周りを獲得するために選んだのが、ハーレー系で人気のK&Wカスタムテック製マスターシリンダー。削りと真鍮のコントラストやデザインは、スクーターカスタムだけの発想では出てこないもの。こうしたジャンルミックスができるのは、上村氏自身がスクーターだけではなく、様々なジャンルのバイクを愛しているからだ。
導楽によるオリジナル製品、D.S.Pマフラー。『Doraku Satsuma Potate』=道楽・薩摩芋の意味で、サイレンサーのデザインが鹿児島名産のサツマイモを連想させるため名付けられた。汎用品のためフュージョンに限らず、各車に装着可能。マフラーは爆音ではなくしっかりとした重低音で、ジェントルに響くのが特徴だ。
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